2010年10月14日木曜日

ムーヴ講習

10月13日(水)の夜は、ランナウトにてムーヴ講習。
お客様は、常連Yさんと山岳会仲間のTさん。

今日は、具体的な講習内容の話なんで、クライミングをやったことない方はパスして下さい。

今回は、超基本ムーヴの3つ目「正対」です。(ちなみに、残りの2つは、カウンターバランス、バックステップ、と分類しています。)

僕の考える超基本ムーヴは、クライマー達がムーヴと意識せずに歩くように登る動きです。

ちなみに、普通はムーヴとして意識するのは、フラッギング、フック、掻き込み、デッドポイント、等々。

超基本ムーヴとはいえ、これを適材適所に使う技術は、意外と奥が深いものです。
僕ら中級クライマーでも、「正対かな」と思ってやっていたら、やっぱり他の動きの方が良かったりということも度々です。

まず、講習では、それぞれの動きの利点やら、フォームの基本的なコツを叩き込みます。
あとの奥深い部分は、あまりにも複雑な物理になりそうなので、経験で体に染み込ませるものでしょうね。

「歩くように」とは言っても、ジムの垂直以上の壁で5.10bくらいまでなら、ほとんどこの超基本ムーヴしか出てきません。
ってことは、これが綺麗に出来たら、「一見したら上手いクライマー」というぐらい楽に着実に登れます。

ちょっと不器用な方も、石田塾に来たからには、まずはここを目指して行きましょう。
簡単なルートを楽に登ることは、将来的にも色々なプラスがありますから。