本日は、クライミング暦2年にして、伸び悩みの女性Nさん。
本人は、「伸び悩みの原因の1つは頻度の少なさだ」と、謙虚に語ります。
たしかに、女性の場合、登り込んで多少の筋力付けないと、頭打ちは早い段階で訪れるのも悲しい現実。
しかし、僕の見た限り、彼女がジムに通えないのにも情状酌量の余地ありです。
というのも、Nさんは、垂直以下の壁で簡単なルートは楽々と何度でも登れます。
そして、垂直を超える傾斜だったり、垂直でもホールド(手掛かり)が完全に横向きだったりすると、苦し紛れに一手出すのも精一杯。
つまり、手も足も出ません。
ってことは、ジムの課題の中で、頑張れば完登できそうな見込みのあるもの自体が無いのです。
これでは、飽きるのも納得。
講習で、少しずつの上達を実感しつつ、筋力を付けていくのが、唯一の道でしょうか?
まずは、目指せトップロープの5.9(垂直以上も含め)で頑張って行きましょう!
今回の講習内容は、トップロープのビレイなど、安全管理面の徹底に終始しました。
ムーヴの話は、次回以降です。
ちなみに、Nさんはアルパイン志向ですが、「ハングは嫌」とか「ボルダーは別物」とか頭の堅いことは一切言いません。
そのグレードと経歴での柔軟さは、尊敬に値します。