12月4日(土)、5日(日)は、湯河原幕岩にてリード講習。
今回は、30代の男性3名グループ。
今回は、30代の男性3名グループ。
前回、ジムでの講習は快速そのもの。
今回は、岩場でのリードについて学びます。
やる気あるチームで、早朝からヘッドライト下山までの2日間。
初心者に一番効果のある練習方法は、質より量です。
岩場では「最初入り、最後上がりの鉄則」を守る初級者は、強くなりますよね。
ハードにやった甲斐あって、今回だけで岩場に自分たちで行ける自信も付いた様子です。
どの内容の講習も、1回で習得していくので、2ヶ月に1回でも近い将来卒業しちゃいますね。
これまで、ロープワークらしいことはほとんど知らない方々でしたが、今回で基本的なシステムも理解できたみたいです。
相当ミッチリ教え込んだので、マルチピッチや沢なんかでも役に立つはずです。
技術書も、もう一度読み直してもらいたいものです。
次回は、いよいよクラック講習でしょうか?
クラックには、相当な興味を抱いているチームなので、きっとまた充実の講習になるでしょう。
具体的な講習内容
<初日>某不人気エリアにて
・セルフビレイの取り方(足場の悪いエリアなので)
・疑似リードの中で、落ちたら危険な場所のこなし方(クライムダウンできる範囲のムーブで)、ウィップフラッシュ現象、クリップの体勢について
・ボルトの種類やサビ具合などを見るポイント
・終了点の基本的な仕組み
(独立した複数支点、流動分散、固定分散、細引き、チェーン)
・本気トライ(たまたま、丁度良い難しさだった)
<2日目>桃源郷の右隣の5.6からゼルダの岩にかけて
・スリングの収納方法
・結び替え(なぜか、お客様のモチベーション大!!)
・懸垂下降
・終了点が無くて、立ち木を使う場合
・終了点を自前の捨て縄で補強する方法
・終了点でよく見かける、一般的なロープの結び方集
・本気トライで実践
・ムーブがこなせない場合のトップアウトの小技集(たまたま、そうせざるを得ず!!)
・ヌンチャクの回収方法、懸垂下降中の仮固定
こうして見返しても、ロープワークをほとんど知らない人に、よくもまあ教えまくったものだと思います。
復習がてら、岩場リード&ムーブ講習というのも1つの手かもしれません。