2011年12月2日金曜日

クライミングのテクニック習得

12月1日(木)の昼は、ランナウトにてムーブ講習。
本日は、最近再び戻ってきた男性YZさん、常連女性Kさん。

実は、この日と翌日で城ヶ崎クラック講習の予定でしたが、あえなく雨中止。
基本の復習ということで、ジムの5.9以下をムーブを意識して登っていただきました。
ちなみに、お二人は復習内容が8割でも一切気にはしません。
むしろ、定着する前に次の内容に進むことを、恐れているようにすら感じます(笑)。

もちろん、それは年齢的なこと、金銭的なこと、復習のために自分でジムで練習するモチベーション、などを総合的に考えてのことです。

逆に、短期集中で覚えたい人は、復習は3割以下の時間に留めたいですよね。
そういう人は、入念に復習してから受講すれば良いはず。
ですが、反復練習は100回とかの単位でやるべきもので、なかなかに飽きます。
これが実践できない気持ちもよく分かります。

かといって、同じ講習内容に、2回、3回と足を運ぶのは無駄に思えるかもしれません。
が、御安心ください。
そういう方々、あなただけではありません!

そして、テクニックは完全に忘れてしまったように感じても、確実に脳内に記憶されています。

例えば、足音を立てない登り方(ネコ足)を全く復習せずに講習を受けた場合。

1回目:1時間半かけて、納得・実感(ジムの1番易しい5.6くらいでも、ときどき失敗)
2回目:40分で思い出す。しかも、初回よりも失敗率が減るレベルに上がる。
3回目:30分で思い出す。しかも、5.6ならばほぼ完璧に。
4回目:10分で思い出す。しかも、その後20分で、5.7でもほぼ完璧に。

これは、僕が教えている実感です。
年齢差を気にする方が多いのですが、これに関しては本人達が気にするほど大差ないように思います。

復習が高いレベルで実践できる方でなければ、繰り返し講習を受けるのも確実な上達法でしょうね。
とはいえ、講習を何度も受けるにせよ、復習した方が良いと思いますよ。
具体的な講習内容
・ネコ足
・マッチ、持ち替え、飛ばし、中継、寄せ、クロス、といった用語を使ってムーブ検討
・腰を壁に近付ける

ちなみに・・・
僕は、木登り上手のようなクライミングセンスはありません。

が、「お、このテクニック良いかも!?」と思ったものを、10回、20回反復練習するのは大好き。
気合いを入れれば、100回くらい全然平気。
といった、変わったクライミングの才能は感じます。

要するに、センスは無いながらも、テクニックは大好きなんですね。