2012年12月25日火曜日

マンツーマン講習の特殊さ

12月23日(日)、24日(月)は、雲取山にて登山講習。
当初、3人まで増えた受講者でしたが、キャンセルが相次いで、最終的にはODさん1名。
マンツーマンだったので、ODさんが苦手とする地図の読み方を練習しながら歩きました。
マンツーマンで、常連さんとの講習というのは、かなり特殊です。

集合場所でも、
「おはようございます」
程度。

歩き始める時も、そんなに説明することはなく、
「じゃあ、行きましょうか」
「今日は、前を歩いてもらいますからね。歩くペースも自由で、休憩も好きなタイミングでどうぞ。」
という程度。

全く講習っぽくない始まり方!
しかも、今回のように研修形式だと、私が段取り良く説明することもありません。

ODさんは、冬の低山は連れられ登山で経験がありますので、新たに説明することもありません。
もちろん、質問には答えますが。

私は、本人が地図を読み、休憩するのを、ジッと待ちます。
で、危険に関する注意や、アドバイスだけをするという方法。

<今年は、雪が早い。年末にして、この状態>
ただ、マンツーマンはスパルタでもあります。

この日も、夕方になってしまい、地図読み講習を中止する方法もありました。
私がガイド役になって、ODさんに休憩や今後の時間読みを指示すれば、きっと明るいうちに小屋に着けたでしょう。

が、「ヤバくなったら他人頼み、というのでは自立は出来ないだろう。」
と思ったので、ヘッデン行動で地図読みを続けてもらいました。
マンツーマンは、絶対に講師に甘えるもんだと思っております。
家庭教師しかり、ガイド登山しかり。

なので、場合によっては
「やってください」
と言われても

「ダメです。自分で考えてください。」
と断ることも多くなります(笑)。
研修形式の講習では、講習生同士で話し合ったり、助け合ったりするのがベストです。

マンツーマンだと
「ダメです。自分で考えてください。」
って言った私が、やけに厳しいみたい。

<御来光前の富士山>
でも、ODさんは以前から厳しいガイドに付いて登っていたらしく、
私の厳しさくらいは大したことなさそうです。

強い、って話は本当でした。

<御来光の直前は、雲取山も人だかり>

<山頂で御来光を見るのは、富士山以外じゃほとんど無い機会です>
ODさん、コースタイムよりは若干早く歩ける体力がありますが、地図読みに苦戦したりして、5時間コースに7時間かかったりしました。

地図読みは、これからですね。
具体的な行程
10:30 鴨沢バス停出発

    最後は、ヘッデン行動にて、地図読み講習
17:30 雲取山頂避難小屋

 6:30 山頂にて記念撮影
 7:10 避難小屋を出発

    石尾根縦走路にて、下山
16:10 奥多摩駅
避難小屋に到着が遅くなってしまったのは、ちょっと他の登山者に迷惑が掛かってしまいました。
3連休は、やっぱり混むんですね。