2013年8月26日月曜日

実践が少なすぎたか?

8月22日(木)、23日(金)は、岩場リード講習。

前回の岩場リード講習が雨で流れた女性KGさん、その御友人の男性STさん。
高崎の女性HMさん、先月も1日だけ岩場リード講習に参加した男性FKさん。
前日の下山遅れにより、この日は私自身が大遅刻。

誠に申し訳ございません。

昼からの開始でも、雰囲気が悪くなることなく受け入れてくださったのは、皆さんの人柄です。
ありがとうございます。

<KGさんが5.7を登る姿は、まるで「イレブンクライマーのウォームアップ」>
さて、もともと石田登山塾のカリキュラムは、相当な詰め込みです。

岩場リード講習が2日間とは言うものの、2日間で自信を付けて帰るレベルなのは半数以下。

半分以上は、
「一応、分かったけど、現場ではミスばっかりだろうから。」

という雰囲気。

3日間、4日間と補習的に受講して、講習中に実践リードの経験を重ねる人も多いです。

<5.8をフラッシュしたFKさん!同内容で2日目なので、実践本気トライを織り交ぜて>
そして、実際にミスをしたときに、

「それは危ない!チョット待って!」
「もっと、こうすれば良かったんですよ。」
「そのくらいのミスは、命には直結しないし。最初のうちは、仕方ないですよ。」

と、評価されながら実践を積むというのは、オススメできる方法です。

<アプローチを相談>
が、今回は私の遅刻、2日目の午後から雨天も相まって、実践練習時間が不足に不足。

特に2日目は、ボルト、終了点など。
理屈ばっかりを講習するような形になってしまい、苦しい展開。

<1800kgって書いてあるけど、ボルトは細め?>
これだったら、予定内容を終えられなくても、実践リード時間を増やせるエリアに行くのもアリだったかなぁと反省気味です。

でも、終了点で懸垂が必要なルートとかで、1回でも実戦経験を積めたプラスもあるとは思います。

<色々な終了点を想定しての、練習タイム>
ただ、講習中の判断って

直後には、

「微妙な判断だったなぁ。」
くらいの印象だったのが、

1年後には、

「あれは、今なら絶対やらないな。」

という印象に変わることもありました。

(今回が、それに当たるかは分かりませんが)

<5.9のルート(限定せずに右に回りこむと、5.8くらい)を登るFKさん>
講師として、未熟という話かもしれませんね。

具体的な講習内容
1日目:
・足の置き方(足指で握る、ネジってなじませる、踵を少し落とす、など)
・プッシュの練習
・ウィップフラッシュ現象とヌンチャクの向き
・次のボルトまでが遠い場合の戦略
・実践、本気リード(FKさんのみ)

2日目:
・ボルトの種類(リングボルト、RCCボルト、ハンガーボルトあれこれ、ケミカルアンカー)
・終了点作業(結び替え、懸垂下降、立ち木のみの場合、など)
・実践リード&終了点作業(1人につき、1回のみ)

雨にて撤収し、東屋にて。
・終了点の仕組み(流動分散、固定分散、独立分散の仕組み

また受講してくだされば、今度は補習的に実践を多くしてもらいましょう。