2013年9月6日金曜日

意味のある反省を心がけてみる

9月5日(木)の夜は、ムーヴ講習Lv.1。
常連女性ARさん、講習2回目の女性KMさん、新規の男性YZさん。
ルートを登って、完登できるにせよ、できなかったにせよ、降りてきたらパートナーに感想を話すのは初心者から上級者まで同じ。

本日のARさんも、降りてきたら

「あの辺のホールドで、まごついて焦っちゃって。」
「あの辺のホールドでも、まごついて焦っちゃって。」
「最後の方は、もう落ちそうでした。」

という感想でした。

で、これだと次回に活かしにくい(笑)。

どうせなら、
「もっと、こうしたら上手く出来たかな。」

という反省を挙げた方が、次に繋がります。
参考までに、よくある感想、反省。

「あそこのガバで、もう少し休めば、後半楽だった。」
  → Good

「あそこでレストしすぎて、かえって疲れちゃった。早めに行けば良かった。」
  → Good

「あそこは、右手じゃなくて左手で取るべきだった。」
  → Good

「クリップは、あのホールドじゃなくて、その1つ前のホールドですれば楽だった。」
  → Good

「あそこは、迷い過ぎたなぁ。思い切りが必要だった。」
  → Good

「このルート、辛い。」
  → たしかに、そういうことも日常茶飯事。ただ、そればかり話していても上達しにくいので、ほどどほどに。

「あのホールド、悪い。」
  → その通りなんだけど、事実しか言ってないので、反省ではない。
     その直前でレストする、スピーディに通過する、持ち方を考える、足位置によっては持てないか考える、使わずに済ませないか考える、とかを加えるとGood。


最近、思うんですが、成長速度は運動神経だけじゃないですね。
いかに、意義のある反省をしているかどうか、ってのも重要な気がします。

私自身、運動神経は鈍いんですが、反省は得意だったんでしょう。
だから、今までこれを教えようとは思わなかったんでしょうね。




具体的な講習内容
・ネコ足
・姿勢
・ツイスト(引き付けよりも、捻りを優先する意識。肩幅を活かす。)
・手順用語とオブザベーション
・実践本気トライ(ARさん、薄被り面の5.9をリードで完登!)
・リードのビレイ位置
・ATCを落としにくい扱い方

ARさん、かなり慣れて来ましたね。
パニック癖も落ち着いて来たので、反省もしやすく、教えやすくなりました。