2013年9月9日月曜日

クラックが楽しくなってきた、という収穫

9月7日(土)は、クラックリード講習にて湯川。
男性HDさん、本日で3日連続の男性YZさん。

<たまたま、居合わせたONさん、KSさんペア。登りまくってますね。>
HDさん、冬に城ヶ崎でクラックリード講習は卒業済み。

ただ、その後はクラックに行くことがなく、半年ぶりにクラックリード講習を補習で参加。

<取り付きにて、ハンドジャム&フットジャムの練習>
今回、HDさんなりに前回からの進歩が感じられたそうです。

以前:
カムセットもジャミングの恐怖も、苦しい&辛い、の連続。
リードが価値があるのは分かるけど、そんなに楽しくはない。

現在:
「ここで同じ番号を2つ使ってしまうと、上で困るかも。」
「核心部の前は、安心できるカムを取りたい。」
「このカムで頑張るとして、でも次のカムをあの辺には決めないと危ない。」

などの、戦術的な要素が楽しいと思えた。

<地上にて、カムセット練習>
これは、かなり大きな進歩ですね。

「クラックが、1ピッチのアルパインクライミング」

と私が思うのは、プロテクションに関わる戦術が出てくるからです。

<HDさん、デゲンナーをトライ。本日は、カムにテンション掛けまくる経験も出来た。>
これが、楽しくなってきたというのは、クラックをやる上でもマルチピッチを目指す上でも、大きな収穫だと思いますよ。

マルチピッチは、戦術が卒業の最重要用件かと思うこともありますから。

<YZさん、デゲンナーをトップロープで初完登。さあ、これからですね。>
具体的な講習内容
・ハンドジャム、フィストジャム、フィンガージャムのコツについて
・地上でのカムセット練習
・実践リード(HDさん、デゲンナー(5.8)を2トライするも完登ならず。でも、収穫あり。)
・疑似リード(YZさん)

「とにかくマルチ」と勢いごんで来たYZさんも、まずはクラックリード講習が適正なクラスですね。