2013年10月1日火曜日

リードを教えるタイミング

9月26日(木)の夜は、リード講習1回目。
山岳会仲間3人組の、女性FIさん、男性MGさん、男性KTさん。
我々インストラクターは、どのタイミングでリードを教えるべきか?

それについて、様々な見解があります。

①某有名インストラクター

「レストポイントで先を読むなど、落ち着いたクライミングが出来るようになったら。」

→安全上、理想的だと思います。
 ただ、私はリードを覚えてからでもO.K.としています。
 この内容は、岩場リード講習や、クラックリード講習、あるいはムーヴ講習Lv.1でやることにしました。

②某ジムのオーナー

「5.10aくらいが、余裕で登れるようになったら」

→これも、余裕があって良いと思います。
 ただ、当塾はマルチや登山を目指す人が多いので、そこまで待てないかな?

③私

「ジムの垂壁で、1番易しいガバガバルートが、ネコ足・脱力で安定して登れるようになったら。」

→「1番易しいルートで、①が出来る」って意味。
私が、1番基準が緩いですね(笑)。
早めに教えるには、それだけリスクもあります。

ただ、これは出来るだけ早くリードを覚えるメリットがある、と思うからです。

・クライミングのリスク
・安定感のあるクライミングの必要性
・落ちても良い場面、落ちてはいけない場面
・ビレイ

などの考え方を、早期に身に付けて欲しいからです。


それに、岩場リード講習やマルチピッチ体験も、ジムでのリードが出来ることが参加条件ですからね。
岩場を教えるためにも、一刻も早くリード&ビレイは教えてしまいたいのです。

後輩に、リードやビレイを教える機会のある人は、ちょっと考えてみる価値があると思いますよ。
ジムのリードだけじゃなく、ボルトルート、クラック、マルチも全部タイミングがありますよね。

具体的な講習内容
・トップロープのビレイ
・ネコ足(確認)
・エイトノットの効率的な作り方
・ATCを落とさない方法
・クリップ練習