2016年11月21日月曜日

本チャン系

11月19日(土)は、雨中止にて、ムーヴ講習Lv.1。
久々のYZ夫妻。
講習の前半、ひたすら5.8をトップロープで何度も登ってもらいます。
とりあえず、こちらから指摘しなくても、講習生はある程度は緊張する様子。

本日の夫妻に限らず、よく伺う言葉が
「普段、こんなに丁寧さを意識して5.8を登ることは無い。」
です。

これも過去に何度か書いていることですが、
自分でも丁寧さを意識してウォームアップやクールダウンを行うようにすると良いですよ。

もちろん、指摘されて初めて矯正される癖もありますが、
「気持ち1つで、こんなにアップが有意義に?」
といったことも多いです。
さて、久々の2人でしたが、さすがに上達していました。
5.8を登る丁寧さも、本気トライのメンタルも、1回毎の反省方法も。
まぁ、本気トライのグレードが落ちていたのは、最近が山中心だったから仕方ない部分もありますね。

山屋に求められるクライミング能力、ってどんなものでしょうか?
練習量が登山技術、ロープワーク、などにも割かれる分だけ、グレードそのものはスポーツクライマーに劣るのは仕方ないにしても。

丁寧なクライミングは、Ⅳ級レベルのゲレンデでも十分練習できます。
オンサイト戦略は、マルチに通じます。
本気トライは、「山屋だからと言って、クライミングしない言い訳にしません。ちゃんと楽しみます。」という意思表明だと見えます。

本日のYZ夫妻、なかなか良い意識レベルだなぁと感じました。

具体的な講習内容
・片手主体のバランスを完成させる意識
・次のホールドの向きをイメージして、足位置を考える意識
・肩の脱力
・リードで落ちる練習、ビレイの弛み&立ち位置の実験
・実践本気トライ
YZ奥様:垂壁の5.10a(水色四角)を3トライして、完登ならず。ただ、以前より上手くなっているのは確か。
YZ旦那様:同じルートを3トライして、R.P.。最終トライは、かなりナイストライでした。

このルートが辛めとは言え、さすがにもうちょっとクライミングも練習した方が良さそうではあります。練習の本質は掴んでいるので、やれば以前より上達するでしょう。