2016年6月30日木曜日

反省上手

6月29日(水)は、マルチピッチリード講習にて、小川山。
女性HMさん、女性KIさん。
<午前中は、ビレイ点作り練習>

本日2P目、HMさんのリード中です。
ロープが重くなってしまい、リードで苦労しました。

スタートでカンテを回り込み、トラバースから直上へとL字の大屈曲。さらに、斜上気味に垂壁からテラス奥までロープを伸ばすピッチでした。
ロープで、約20mほど。

形状的には、講習ルールのコール無しでなかったとしても、かなり声が聞こえにくい状況だと思います。
<予報はイマイチだったが>

HMさん。やっとの思いで、立木に到着。
フォローのビレイをしようにも、どうにもロープが重いです。

渾身の力で、ちょっとずつロープを上げました。
ちょっとずつロープが上がるので、フォローのKIさんは「まだリード中かな?」という判断で、ビレイを続行。

とうとう赤ロープは一杯になったのですが、青ロープは5mくらい余っています。
フォローのビレイをされているなら、どちらも一杯になるはずなので。

ここで、KIさんは「ビレイは解除するが、ロープ一杯になるまで登りださずに待つ。」という判断。
<1P目>

一方、HMさんは途方に暮れていました。

フォローがビレイされているか不安で登って来られないという状況は予想できるものの、ロープはこれ以上は引けません。

セルフを延長して、少しでもロープを引きやすくしようとするも、効果なし。
<1P目の遠景>

10分くらい経ったでしょうか、KIさんが判断。
「絶対落ちないつもりで、登り始めます。」

赤ロープの私が登り始めると、2本まとめてならロープが引かれていきました。
後から考察するに、青ロープだけを引くことは、ロープが交差気味だったために出来なかった様子。

これで、おそらくビレイされているだろうとは思いつつ、気を付けてフォローしていきます。
※5mの弛みは、5mの差を付けて2人が登ることで、ロープ一杯を保つことに。
<2P目>

と、ここでKIさんが岩を剥がしてフォール。
HMさんのビレイで、止まりました。

「絶対落ちないんじゃなかったんですか?」
という突っ込みもありますが(笑)。
<出だしで、カンテを回り込む>

ビレイ点に到着して、大反省大会。
お互いの状況を報告して、出て来たポイントを幾つか。

①ロープが重くなったら、ピッチを切った方が良い。
②足場が良い立木にこだわり過ぎると、ピッチを切る場所が限定されすぎて良くない。支点が良ければ、ハンギングでもピッチを切ることを考慮すべき。
③L字に屈曲する部分は、60cmスリングだけでなく、120cmスリングでの延長もアリ。
④セルフを延長して、セカンドの姿が見えるところまで降りて、状況を説明することが出来たかもしれない。
⑤懸垂下降&登り返しを知っていれば、ロープの屈曲点を修正しに行くことも出来たかもしれない。(このピッチ自体は、短かった。)
⑥コールが届かない前提だと、フォローに出来ることは無いので、今回のKIさんの判断はある程度仕方ない?
<セカンドのビレイ>

この手の失敗、マルチピッチをやっているクライマーなら、ほとんど誰もが通る道だと思います。

ただ、今回素晴らしかったのは、上記6個のうち私が挙げたものが少なかったことです。
反省力は、日々向上していきますね。
<斜上気味に、垂壁からテラスへと上がる>

マルチ卒業生の何人もがおっしゃることですが、講習で全てを習うことは出来ないので、いかにして本質を掴むかが重要だそうです。

毎回トラブルの種類も違うので、教材には事欠かないですね。
<3P目は、稜線>

KIさんは、すっかりスラブ状岩壁のバリエーションピッチをマスターして来ました(笑)。
ようやく、落ち着いてきたような気もします。

そろそろ、また難しめのマルチで、様子を見たいですね。
越沢とか、小川山なら大貧民以上の傾斜とか。
<本日は、ここまで>

<懸垂下降>

2016年6月28日火曜日

無料体験の人数変更

6月28日(火)は、無料体験講習。
新規の方6名でした。

今回まで、無料体験は上限人数6名だったのですが、8月から上限4名にします。
これは、通常のジム講習や、岩場リード、クラックリードと同じ人数です。

1時間30分の中で、6名に目を配るのが難しいこともあって、満足度にバラつきがあるように感じてならないからです。
とはいえ、本日も全員が1つか2つくらいは得るものがあったとは思うんですけどね。
もうちょっと満足させたい、と思うタチなもので。

岩も水もの

6月27日(月)は、自分のクライミングにて、ミズガキ。
N田くん、S藤くんの他2名と、計5名の大所帯にて。
<名無しの権兵衛>

氷は水もの、毎年状態も変わるし、1人登れば穴が増えたりしてルートも変わります。
他に、沢登りも水量次第だし、雪山なんて水ものっぷりを楽しんでいるような感じです。

一方、「岩は、10年前とそんなに変わらず、そこにあってくれるから良いんだ。」みたいな話があります。

ルートも残るし、難易度も変わらないです。
「あそこは、こういうムーヴだった?」なんて話を、数年前に登った友人に尋ねたりできるのも、面白いです。
ただ、例外も色々。

本日登った“悪魔の踊り”(5.12a)。
2年前にトライした際は、マスターカム黄色だった場所が、今回はキャメロット0.4(グレー)に。
さらに、何度かフォールしているうちに穴が広がって、カムの歯が開ききってしまいました!
そこに、マスターカムオレンジを入れると、なかなかピッタリです・・・。

ちなみに、落ちているのは最上部なので、カムが2個吹っ飛んだとしても、怪我しないとは思います。

今までの経験上、こういう風化したクラックは、オンサイトレベルのものしか触らない私。
こんなカムで何度も落ちるのは、初めてです。
<青年実業家>

もちろんR.P.できて嬉しいんですが、2年前と同じ課題を克服して、自分の成長を実感できるかというと、ちょっと良く分からないんですよね。

当時よりトライされている分、表面のホールドも安定して、登りやすくなってますしね。
もしかしたら、グレードダウンされるかもしれません(笑)。

自分の成長は、他で試すことにしましょう。
<“文武は両道”をトライするS藤くん>

ちなみに、“万物流転”というクラックも登りました。

ミズガキ本によると。
「クラック内部の風化が激しく初登時にはグランドフォールが連発したため、プロテクション用にケミカルアンカーが設置してある。」

で、10年経って、どなたかの再掃除も入ったように見えますが、どうでしょう?

パッと見、ボルト2本目から上は、だいぶクラックが安定して見えます。
さっきまでフォールしていた、悪魔の踊りのカムポイントに比べたら、随分綺麗なクラックですよ(笑)!
たぶん、初登時とは状態が違うんでしょうな。

という訳で、残置無視トライ。
ボルト1本目は、やっぱり怖さが残っていましたが、2本目以降は予想通りまずまずのクラックでした。

こういう場合、ボルトを抜いてアップデートするべきか否か、みたいな問題。
ときどき話題に上がりますが、今回はスルーしましょう。
<見事にオンサイトしました>

具体的に登ったルート
・名無しの権兵衛(下部20m分のみ、5.10a) アップ。いつも思うんですけど、5.10cありそう?
・悪魔の踊り(5.12a) 1トライ目でムーヴ解決、2トライ目でR.P.。通算3日目?
・万物流転(5.11a) NPでオンサイト。ボルト2本目あたりからは、普通のクラックっぽい。

5.8の冒険

6月25日(土)、26日(日)は、岩場リード講習にて、小川山。
1日目は、女性Sさん、男性STさん。
2日目は、女性Sさん、復習参加の男性KBさん。
<グラっと来ないことを意識>

今回、本気トライしてもらったときに、こんなことが。

かわいい女(5.8)をオンサイトトライ中に、2本目のボルトから上で、隣のルートのボルト(“オーウェンのために祈りを”のハング下)を目指してしまいます。
そこにクリップしてしまう人は、過去にも何人か居ました。

さらに、ここでもう一つ隣のルートのボルト(“高い窓”のハング部分)を目指してしまいます。
<疑似リード>

さて、これだけ大トラバースした訳ですが、ハングを越えて当初目的の終了点(“ウルトラセブン”の終了点)へと大トラバースで戻ります。

で、ロワーダウン回収しようとするも、あまりの大トラバースで回収困難に。

幸い、オーウェンの上部が階段状だったので、そちらの終了点まで上がってロワーダウン回収に成功しました。
<リード中>

さて、反省はここから。

下で、私が「このボルトラインでお願いします。」とライン指定して、本人とも確認の会話済みです。
ですが、なぜラインを間違ったのでしょうか?
<岩場初リードのSさん>

また、ちょっと間違っちゃうくらいは、誰にもあるとも言えます。

しかし、大トラバースをして景色もだいぶ違い、ヌンチャクも予備まで使っている状況で(ボルト3本であることは、下から見えるので、4本以上使っている時点で変)、なぜ変だと思わなかったんでしょう?
<19時前でも明るいです>

本人の反省として

①全体の見取り図の意識が低くて、ボルトをクリップしたら目の前に見えた次のボルトを目指してしまっていた。
②十分休める場所でも、ちょっと焦っていた。「登ってやるぞ!」という意識が強かった。

というのが挙がりました。
<2日目>

「ちなみに、もし仲間内で登っていたら、どんな反省をしていたと思いますか?」
という質問をしてみました。

①そもそも、ちょっと間違った時点で、ビレイヤーが「そっちじゃない!」と叫んでしまってオシマイになることが多い。
②それでも間違った場合は、じゃあ今度はこっちを登れば良いや、というだけで間違った理由を振り返ることまで反省が広がらない。

とのことでした。
<かわいい女>

「初心者は、レストしながら落ち着いて登りましょう。」
と常々言っておりますが、その失敗例として本人の心に深く刻まれた1日でした。

講習生にとっては、ボルトのオンサイトトライも十分な冒険かもしれません。
<オーウェンから高い窓への、大トラバース中>

具体的な講習内容
・スメアリングのムーヴ練習
・グラっとならない、安定したムーヴの重要性
・ヌンチャクの向き(1日目)
・ボルトの種類(2日目)
・疑似リード&易しいリードで、ロープを足に絡ませないことを意識する
・落ちる練習(2日目)
・実践本気トライ 良い勉強でした。

木枠の世代

6月24日(金)は、クラックリード講習にて、湯川。
男性OMさん、復習参加の女性HMさん。
OMさんは、ホームジムがジャムセッション三鷹です。
木枠にジャミングできることを1つの売りにしているという、都内でも唯一のボルダージム。
<凹凸に喜ぶ>

他にも、講習生の方がよく行くジムに、ビックロック日吉があります。
これまた、木枠をクラックにしたもので、一部に結構な人気を集めているようです。
<凹凸を利用したカムセット>

木枠世代の発言の数々、興味深く伺っております。

「実際の岩だと、凹凸があるから、そこに合わせてやるんですね。」
「痛くないように合わせるのは、難しいですね。でも、上手くやると木枠より痛くない。」
「サムカムって支持力弱いと思っていたんですけど、実際は凹凸があるから結構良いですね。」

という具合に、岩の凹凸に興味津々!
<さすがハンドジャムが上手い>

さらに、過去の講習生で、こんな発言も。

「昔の人は、木枠が無いから、ジャミング覚えるのも大変だっただろうねー。」

えっと、木枠がメジャーになったのって、ここ何年かってイメージですけど。
それまでは、ジムにクラックが1本ある無し、って世界でしたよ。
<HMさんの本気トライ>

インドアボルダラーが、クラックに興味持って、最初に木枠ジムに向かうという話を、何度か耳にしました。
今の僕には驚きですが、もしかしたら時代は変わるのでしょうか?

会社の同僚がクライミングに興味を持ったら、ジムに連れて行くのがメジャーになったように。

そうなると、岩場クラッカー<木枠クラッカー、なんて時代が来たりするんでしょうか。
そこまでじゃなくても、少しは変化が訪れるかもしれません。

具体的な講習内容
・ハンドジャムのコツ
・ジャミングの方向を維持する練習
・地上でのカムセット練習
・デゲンナー下部でのボルダー練習
・実践本気トライ
HMさん:草餅(5.8) 1トライ目でムーヴ解決。2トライ目でR.P.。実は、掃除前にも登っているのだが、リニューアル版は初めて。

・トップロープでの練習(OMさん)

2016年6月24日金曜日

山の知り合いを増やす会

すっかり連絡が遅くなり、申し訳ありません。
予定通りですが、来週の月曜日の夜19時30分より、新宿で飲み会を開催します。

参加御希望の方は、お手数ですがメールをお願いいたします!
まだ来たことが無い方も、どうぞ歓迎です。

事故原因の推理

6月23日(木)は、岩場リードが中止にて、ロープワーク講習。
女性SMさん、女性Hさん。
終了点作業の事故について。
事故原因が特定できないものも、教材になるものだなぁと、ここ半年ほど感じています。

例えば、結び替えの失敗例は、ここ数年でも2件は知ってます。

「結果は誰の目にもダメだと分かるのに、なんでそんな失敗しちゃったんだろう?」
という切り口で、講習スタート。
・テンションチェックをする習慣?
・テラスっぽくて、終了点の足場が良かった?
・何かに焦っていた?
・通す場所を間違えた?

色々検討して、推測します。
ただ、結局は推理ゲームに終わって、正解は出ません。

でも、これをやった後は、講習生の終了点作業がだいぶ安定します。
本当の死亡原因よりも、自分が助かることが大事ですからね!
僕も学生時代に、『生と死の分岐点』を読んだときに、1ページ毎にすごい疲れていました。
1件毎に、自分がそのパターンに陥らない方法を必死で考えざるを得ないので、ツラいものが・・・。

ただ、「やっぱ、止むをえないリスクもあるんだなー。」とも知って、悲しくなった記憶もあります。

事故事例をパラパラと斜め読みしがちな人も結構いるもんだと感じて、この講習方法を最近よくやります。
具体的な講習内容
・ロープの畳み方を洗練(SMさんには、背負いも)
・終了点作業の事故事例、事故未遂例を推測
・結び替え作業の洗練(Hさん)
・懸垂下降の仮固定、登り返し(SMさん)
・フィンガークラック練習

SMさん、フィンガークラックが随分上手くなりましたねー。

2016年6月23日木曜日

飛び級は、苦労する人も

6月22日(水)は、クラックリード講習にて、湯川。
男性ONさん、女性MMさん、女性MTさん、女性IUさん。
<ジャミングの理屈を考える>

講習生の申し込み方法というのは、様々です。

①女性MMさんが今回は唯一人、一番下のクラスから上がって来てくださった方となります。
ムーヴLv.0を何回か受けて、ジムリード、岩場リードと進んで、現在に至ります。

ビレイ、本気トライ、終了点作業の何に関しても、基本的なことは理解しているので、私としては講習しやすいものです。
<ボルダー練習>

②女性IUさんは、静岡からの参戦。
最初から、クラックリードに参加されたのですが、やはり岩場リードに戻ってほしいレベル。

ビレイは割と上手いんですが、本気トライとか、終了点作業に関しては、まだまだ基本的なことを知りません。
一方、知り合いに岩場に連れられて登っているだけあって、ムーヴの引き出しは結構あります。
本日も、ONさんが一緒に登っていて、足遣いを関心しきり。

という訳で、今は岩場リード講習と並行して、受けてくださっている状況です。
<徐々に、下地が下がっているような>

③女性MTさんは、クラックリードが受けたいとの希望で、無料体験に御参加。

「この人は大丈夫そうだな。」
と私が感じたので、最初っから飛び級でクラックリード講習への参加をしてもらいました。

こういう人は、本人が飛び級を希望される方の中で、5人に1人とかしか居ません。
みんな、自分のことは見えませんからね。

MTさんは、かなりの反省上手で、1トライ毎に確実に成長しています。
その上手さに、他の3人もビックリしていました。
<草餅>

④最後に、ONさん。

最初っからクラックリードに参加されて、何度か岩場リードもオススメしましたが、
「やはり、クラックを卒業するまでは!」
という強い意志で、10回以上を受講。

ただ、周りの講習生が5回とか6回とかで居なくなることが多いので、相当な挫折感もあっただろうと思います。

それでも、しぶとく続けてくださり、今回で私から卒業を言い渡しました。
<大和屋>

具体的には、草餅(5.8)を2トライしていただき、ハングドッグしてムーヴ解決してもらいました。

1トライ毎に、ムーヴの反省点を挙げたり、カムセットを自己採点したり、パートナーと話し合ったりしていました。
もはや、僕の方が嬉しいことです。

こういう作業は、自力での成長に繋がります。
毎回毎回、ムーヴ、安全、駆け引き、について反省点を探して欲しいものです。

今後は、自分たちでも湯川に来たりして、リードを楽しんで欲しいところです。
<地上でのカムセット練習>

ただ、これで終わりということではなく、もし良ければ岩場リード講習も受けてくだされば幸いです。

今回キーワードとなった“足使い”も、ヒントを講習できるかと思いますよ。
<草餅、2トライ目>

具体的な講習内容
・ジャミングのコツ
・ボルダー練習
・リードで落ちる練習(MTさん)
・トップロープでのクラック体験(MMさん、IUさん)
・疑似リード(MMさん、IUさん)
<ONさん、ガンバ!>

・実践本気トライ
MTさん:草餅(5.8) オンサイト
ONさん:草餅(5.8) 2トライともハングドッグして、ムーヴ解決。とはいえ、ムーヴ解明具合、ハングドッグの手順、パートナーとの声掛け、全てにおいて前回より進歩があったと思い、卒業にいたしました。
<本人いわく、イッパイイッパイ。だが、落ち着いて見える>

2016年6月21日火曜日

小面岩

6月20日(月)は、自分のクライミングにて、ミズガキ。
3週連続で、N田くんと。
<一刀の2P目(5.11a)をオンサイトするN田くん>

ミズガキトポ、本当にすごいですね。
世の中、こんなに凄い人がイッパイいるんだという思いとともに、開拓の労力に感嘆とします。

ミズガキなんて、半分秘密のベールに包まれているぐらいが丁度いい、という気持ちもあります。
でも、これだけの岩資源を活かす方々の素晴らしさに、感謝です。
<4P目(5.11b)は、2人ともリードすることに。フラッシュするN田くん>

さて、まずは一刀。
トポによると、オンサイトグランドアップ開拓・・・。

講習でやっている、残置無視・トポ無視の初登攀ごっこの、凄い版というか、本物版というか。

僕が初見だったら、たぶん隣の泥っぽい凹角に逃げたりして、5.10ぐらいに収めるんだろうなー、とか思いを馳せつつ(笑)。
<6P目>

随所に掃除跡もあって、これが初登時だとしても、その後の整備だとしても、ルートへの愛情を感じます。
<十一面岩、小ヤスリ岩がよく見える>

頂上に着いて、周りの岩峰を見やります。
継続する人の気持ちは、まだちょっと理解できないです。

レベルの差か、思い描く将来像の差か。
夕方はショートルートで遊ぶくらいが、僕には丁度よいかな(笑)。
<大ヤスリも>

<下りは、山の専門家が先導してくれました>

続いて、バベルの塔。

ここに着いたとき、久々に声を上げて興奮してしまいました。
「登らねば!」という気持ちにさせられます。
<ロプロス(5.11c)をオンサイトするN田先生。なんかスゴイっすね。>

ここ、相当良いエリアですね。
<ポセイドン(5.11a)もオンサイトする人>

具体的に登ったルート
①一刀(5.11b、実質4Pくらいのマルチ)
1P目:5.9のオフィズス(オンサイト)
2P目:5.11aのフィンガー(フォロー)
4P目(実質3P目):5.11bのシンハンド~ハンド(オンサイト、2人ともリードするためロワーダウンしてフォロー)
    個人的には、だいぶ易しく感じました。
8P目(実質4P目):5.11aの怖い系フェース(オンサイト)
オールフリーで登れて、良かったです。

②ロプロス(5.11c、フィンガー~ハンド):フラッシュ
     久々に、このグレードの一撃。頑張りました!
     皆さまの体感グレードが、気になるところです。
     出だし5.10bのオフィズスで楽しませてくれるあたり、人にオススメしたくなる1本。
  
③ポセイドン(5.11a、フィンガー~ハンド):フラッシュ