2017年3月6日月曜日

5.10aの壁

3月3日(金)は、1コマ目がムーヴLv.0。
女性YGさん、女性KJさん。

2コマ目が、リード3回目。
女性MMさん。
岩場と同じく、ランナウトでは5.9と5.10aの間に隔たりが大きいように感じます。

本日も、5.9まではオンサイトした講習生が、5.10aになったらハングドッグしてもトップアウトできないという状況に(涙)。
ちょっと打ちのめされる感じなので、こちらとしても考えさせられます。

5.9までは足自由ルートが多く、5.10aからが手足限定が多い、ってのも一因です。
今回の垂壁で言えば、
5.7 いわゆる“ガバの梯子”
5.8 小ガバ、サイド、アンダーなど、ちょっと多彩。手順も、マッチ、飛ばしなど、ちょっと多彩。
5.9 5.8よりも、ホールドがインカットしていない感じ。
5.10a 手足限定で、ムーヴが多彩に。

(低グレードに関して他ジムより辛いという噂も聞きますし、私も同じ感想ですが、それは置いておくとして。)
さて、問題はここから。
どうやって、5.10aの壁を越えるかです。

①5.9までを、より洗練させる。
基礎スキーっぽい感じですが、徐々に楽になってきます。その中で、身体がムーヴに慣れてくるでしょう。

②5.10aを、めげずに再トライ。
次回は、ムーヴだけでも解決するかも。レッドポイントは遠いかもしれませんが、何トライがする中で進歩はするかと。

③薄かぶりには、まだ全く慣れていないので、入門の5.8からオンサイト修業。
違う傾斜で登る中で、またムーヴに進歩がみられるでしょう。

④甘めの5.10a~5.10b、辛めの5.8~5.9を探してトライする。
自分にとって、丁度良い課題を探す。

⑤ボルダー、オートビレイで、丁度良い課題を探す。
ムーヴの引き出しが増えるだけでなく、手足限定や手順読みに慣れることが狙えるかも。

どれも、アリだと思います。
他にも、あると思います。

あとは、本人が成果が出そうだと感じるものを選ぶ流れです。
どんな練習が好きかで、その人の将来像も決まるものですね。

本日は、1コマ目でMMさんに、ジムリード講習を卒業にいたしました。
2コマ目でYGさんに、ジムリード講習に進んでO.K.としました。
色々な練習方法を、試して行きましょう。