2017年3月22日水曜日

自立orクラック

3月17日(金)は、岩場リード講習にて、天王岩。
女性IEさん。
<憧れの骨盤入れポーズ>

当塾講習生のほとんどは、クラック、マルチ、バリエーションなどに興味が強いようです。
どちらかというと、ジムやボルトルートは、そのための練習という位置づけになってしまいがちです。かく言う私も、プライベートで登るときはクラックの優先順位が高いと思いますので、気持ちは分かります。
さて、岩場リード講習が終わったと同時に、自分ではボルトルートに通わずに知り合いにクラックに連れて行ってもらうという人もいます。

ほとんどの場合、エリアを案内してもらって、トップロープを張ってもらって、という形になるでしょう。
さて、本当はどっちが良かったんでしょうか?

ボルトルートに、しばらく通う方が良かったでしょうか?
それとも、クラック体験を積むべきだったんでしょうか?

ムーヴやジャミング習得という意味では、どちらにもプラスがあると思います。
だから、例によって絶対的な正解はありません。
あとは、自立したクライマーになりたいか、どうしてもクラックを触りたいかにもよると思います。

「クラックを触りたいというのは言い訳で、やっぱり自分より強い人にトップロープを張ってもらう言い訳が欲しい。」
という、深層心理もあると思います。
IEさんも、将来はクラックをやりたいとの話でしたので、まずは足元を固めて欲しいなという希望を込めて。
個人的には、クラックにハマってほしいけれど、まだちょっと待って欲しいという気持ちです。
具体的な講習内容
・ムーヴ練習(足首、骨盤)
・トップロープでのムーヴ練習
・ヌンチャクの向き
・リードで落ちる練習
・実践本気トライ
IEさん:クラックジョイ(5.9) 再登
KIさん:ニルバーナ(5.11b) テンション掛け掛けトップアウト