2018年9月12日水曜日

自立

9月9日(日)は、岩場リード講習にて、小川山。
女性NNさん、男性KTさん、女性ODさん、新規男性ODさん。
<アプローチ練習>

自立した登山者、クライマーとは、何でしょうか?
人によって色々あるかもしれません。

能力、心意気という意味では
「自分と同じかそれ以下のパートナーと、岩場で登れる。(初見の岩場、初見のルート、など。)」
というのが分かりやすいでしょうか。
<ムーヴ練習>

ガイド登山、自分より経験のある先輩と登るのは、連れられ登山、甘え、の要素をゼロにすることは難しいものです。

感覚的には、実家暮らしのフリーターが、一人暮らし出来るかどうか、みたい感じです。
<リード中>

もちろん、社会的には実家で暮らしたって良いですよね。
家賃は安いし、家事はゼロかもしれません。
親も喜ぶかもしれません。

ただ、どっかで「自分は甘えてるんじゃないか?」という後ろめたさを感じたりする、というアレです。
<ビレイ>

そんなとき、
「いや、家賃は入れてるよ。」
「家事もやってるよ。」
と、言いたくなるのも人情だと思います。

※僕は、25ぐらいまで実家に居ても何もしなかったので、している人はエライと思います。僕は、さらに苦しい立場でした。(笑)

どれだけ重要項目を抑えても、「自立していないんじゃないか?」という疑惑は拭いきれない苦しい立場です。
自分の実家暮らしを思い返しても・・・。

では、
「とりあえず、一人暮らししてみたら?」
と周りは言いたくなりますし、実際に僕も十人以上には言われました。

「それで十分に生きていけるなら、実家暮らしも自立した人間同士で良いんじゃない?」

これをクライミングに置き換えると、経験ある先輩と登りつつ
「いや、リードはちゃんとしてるよ。マルチは、ツルベだよ。」
「アプローチも、ちゃんと自分のロープは自分で担いでるよ。」
って感じでしょうか。
<小川山ショートストーリーをR.P.する、女性ODさん>

講習を受ける前でもガンガン自力で登る人、卒業したら行く人、卒業しても経験ある人と登りたい人。

人それぞれで、
「自立が全てではない。」
と言われたら、会話にはならないでしょうか。
<偏見かもしれないが、男性は自立心が強い気がする>

ただ、自立したクライマー同士のパーティは、たとえ実力差があっても気持ちの良いものです。
そんな関係を目指して欲しいと、私は思います。

「今すぐなれ!」
とは言いませんので、是非とも。