2018年9月18日火曜日

シークエンス

9月17日(月、祝)は、岩場リード講習にて、小川山。
女性FSさん、一年半ぶりの女性ADさん、新規女性KRさん。
<久々に、シークエンスが話題にあがった>

「ムーヴを考える」、「ムーヴを変える」、「ムーヴを固める」、などの言い方があります。

で、「このムーヴってのが、何だか分からない。」という質問も、よくあります。
どう分からないかによって、答え方も違ってきますが、私の中では2つに分類しています。
<身体が回転しちゃう>

①手順足順、おおまかな身体の態勢(正対、側体、キョン、など)。
誰もが使う訳ではありませんが、シークエンスと呼ぶ人も多いです。

②ホールディング、ちょっとしたバランス、足の置き方、など。
便宜上、私はコツと呼びます。
<かわいい女(5.8)、FSさん>

①を他のクライマーにアドバイスするなら
「そこは、(次のホールドを取ってから足を上げるんじゃなくて)先に足上げてから次のホールドを取った方が良いんじゃない?」
「そこは、マッチより飛ばしの方が良いんじゃない?」
「足は、1個下げた方が楽じゃない?」

といった具合です。

どの方法を選択するか、といった話です。
<レスト中>

②をアドバイスするのは、結構難しくて
「足をジワっと馴染ませると、結構良いよ。」
「そこは、腰をグッと入れると手がチョット楽になったよ。」
「なんか、ちょっと腰落としたら良かった。」

などなど。
<かわいい女、第一核心>

シークエンスを代表する場面。

1.効率的なR.P.トライのためには、ハングドッグで自分に最適なシークエンスを探し出すことになります。
で、最終トライでは、それを再現。

2.O.S.トライでは、レストポイントでシークエンスの予測を出来るだけ立てます。
読みが外れることも織り込み済みで、2、3通り以上のシークエンスを予測しておくことも多いです。

3.多くの場合、本気トライでシークエンスを失敗すると手痛いロスになるので、コツの意識は2番目(そして、多くの場合は忘れがち)。
ちょっと悔しいですが、ある程度は仕方ないでしょう。
<どうにか突破!このままフラッシュ成功>

コツの中には、
「腕を伸ばした方が、レストのとき楽なことが多い。」
「足は、つま先で置いた方が、色々便利。」
などの超初歩的なものもあります。

僕の周りの人はあまりシークエンスって言わないのですが、頭の中で整理するときには便利な用語ですよ。
ところで、久々のADさんですが、上手になっていて驚きました。
本人も、「以前もされたような話だけど、今の方が分かる。」などと言っていて、楽しそうでした。

FSさんも、一皮むけた感じで、だいぶ落ち着いた本気トライでした。
あとは、ハングドッグと終了点作業ですかね。