2019年8月20日火曜日

隣の芝は青い

8月14日、16日で、リード1回目~3回目を全部まとめて受講した、男性NSさん。
これにて、ジムリードは卒業といたしました。
・ジムボルダー主体で、甘めのジムで3級(辛めのジムで4級)ぐらいをトライしている。
・岩場ボルダーは数えるほど。そして、エリアは御岳。
・登山は、無雪期登山道までで、これ以上はロープを使えないと危ないと思って、ステップアップは中断中。今でも、ときどき無雪期登山道は行く。
・ロープクライミングは、ジムも外も連れて行ってもらったことが、数えるほど。
・穂高の屏風岩にも興味津々で、一方でリードコンペ動画も見たり、トップクライマーのビッグウォールフリーの記事を読んでみたり。

そんな方って、結構いるもんなんですね。

トップロープにも不慣れかと思いきや、リードの落ちる練習で、すぐに受け身姿勢にも適応していきます。
省エネ技術の話をすると、なんとなくイメージはビッグウォールフリーにだったり。(5.13のピッチでは確実に消耗するから、5.11のピッチは省エネで登らないとダメだ、みたいなイメージ。)
<本日、5.10dをオンサイト、5.11aをハングドッグしてトップアウト>

登山とトップロープ主体だった人が、「どうにかリードしなきゃ、ロープワークもカムもいい加減覚えなきゃ。」という義務感で、リードを始めることを多く目撃する私。
そして、あるときようやくクライミングそのものが好きになって来て、ようやくバリエーションのためのクライミングとしても成長曲線が順調になってくる感じです。(そこまでは、実に伸びないことも多い。)

いつもながら、対極で面白いです。
個人的には、ボルダラーさんの練習意識・研究意識には感心させられっぱなしで、耳が痛くなりつつも「流石ですね~!」を連発してしまいます。
一方で、なかなかクライミングが伸びない山屋さんの話、あるいは山岳会のモヤモヤ話は、「めっちゃ分かります!」を連発してしまいます。
もちろん、中間ぐらいの人もいますけどね。

隣の芝を眺めつつ、自分の人生を生きる感じですかねー。