2019年11月11日月曜日

自己評価は難しい

11月4日(月、祝)は、岩場リード講習にて、小川山。
女性IUさん。

11月6日(水)は、岩場リード講習にて、天王岩。
男性HGさん、女性HNさん、女性TNさん。
「足は、手のように使え。」ということを言うクライマーも多いです。

①最近聞いた中でインパクトがあったのは、「掻き込みは、足指でカチるんだ!」という台詞。
僕のイメージとは100%は合いませんが、なるほどと思わせる部分もあります。

②ヒールフック、トウフックなどの引っ掛け系の技も、手を効かせるのと同じような感覚だというのも分かります。

③足裏感覚がしっくり来るまでスタンスに馴染ませるという作業は、繊細なホールディングに似ています。

④手のデッドとスタティックがあるのと同様に、足にもデッドとスタティックがあります。
手において、スタティックに手が離せる態勢は、クリップやチョークアップにも使えます。足は、ここで書くのが難しいのですが、感覚としては確かにあって、デッドかスタかの区別は割と大事な場面が多いと思います。
①~④について、自分自身がどの程度理解しているか、測るという意識はあるでしょうか?

「一応分かっているんだけど、登っている最中は全然余裕が無いから無理だよー。」
と言う人は、「分かっている」って本当ですか???
例えば、易しいルートならば十分に出来るのなら、その発言の実証になるのですが。
こういったことについて、HNさんの色々と。

「自分では気づけない。」
「分かってしまえば、なぁんだってこと。」
「もっと早く知りたかったなぁ、と思うことが多い。」
さて、なぜ自分で気づけないのでしょう?

・実験意識が無いから?
・パンプしないように、急いで登る意識が強いから?
・自分が登れないのを、才能・年齢・フィジカル・運動神経・度胸、などのせいにするタイミングが早くて、試行錯誤の思考停止に陥っているから?

3つ目は心構えの問題なんで、モチベーションが高い人なら自力でもどうにか改善できそうなものですが。

1つ目の実験方法を考えるのは本人にとっては難しそうです。
まず、本人が「意外と自分って出来ていないんだなぁ。」と思っていただく実験を考えるのが最近の私の楽しみです。
そして、それが分かるとすぐに伸びる人も多いので、より面白いです。
ちょっと抽象論過ぎましたかねー。
万事に通じるように書きすぎて、かえって分かりにくくなってしまったでしょうか。