2020年1月10日金曜日

課題との距離感

12月31日(火)~1月2日(木)は、一人で豊田でボルダリング。
ムーヴが出来ない課題に直面したとき、自分にとってどのくらいの大変さなのかを把握しようと努めます。

まず、出来ないムーヴそのもの。
①全く無理そう。(コツ系であれ、パワー不足であれ。)
②コツ系で、分かっちゃえばパワー自体は大したこと無さそう。
③パワフル系で、そこだけバラしても、めちゃくちゃ大変。
④パワフルかつコツもので、コツを習得する前に力尽きる可能性や、繋げトライでミスをする可能性が高い。
など。

ジムと違って、岩場ボルダーはバラし(パート練習)が不可能なケースも多いです。それでも、SD(̪̪シットダウン)スタート、スタートホールド指定、トラバース、などの課題も多いので、結構できます。

①なら諦めるんですが、②~④だと、希望が残ります。
次に、そのムーヴ以外の流れ。

①他は簡単(or懸案のムーヴの前に休める)。そこさえ解決すれば、すぐにでも完登できそう。
②他も、なかなか大変。懸案のムーヴの直前でも一呼吸置くことが難しく、繋げるのに苦労しそう。
③他にも、未解決なムーヴがある。(この場合、核心ムーヴ2つの間に、休める場所があるかどうかなどの条件を考慮。)

レストポイント(腕は下せなくても、体幹の脱力が出来るだけでも違う)、繋げトライでコツもので失敗する可能性、などを勘案。
上記を総合的に判断して
①バラさないで、毎回下からで頑張ろう!
②バラして、1~2時間で登るように頑張ろう!
③今日は、バラすだけで力尽きそうだけど、次来たら登るつもりで、やるだけやろう!
④バラせても、今の自分には繋げられる可能性は無さそうだけど、練習のつもりでバラすか。(通えば良いんでしょうけど、私はモチベーション低下しがち。)

あとはトライを続けて、①のつもりが②になる(妥協)、③のつもりだったけど案外②の可能性が見えてきたりします。
この計算は、自分の経験上は大事です。
全く無理な課題を打ち込んでも、真剣さを失うか、燃え尽きるか、という印象なので。

でも、自分が小利口になるばかりで、偉業を達成できない典型的な性格になっていくような後ろめたさもあります。

安全管理は計算が大事な印象ですが、ボルダリングは「案外、登れちゃったよ。」が多い楽天家になりたくなる日もあります。
とは言え、もうこの作業は自分の中で自動化されているし、価値もあるので離れがたいのですよねー。

自分の性格が、クライミング向き(広く言えば、練習向き)になれているのか否か?
どうなんでしょうね。
以下、記録。
とりあえず、グレードとルート名は『日本100岩場』を参照。

1日目(12月31日):岩が濡れており、乾いた岩を求めてエリア散策に半日。最終的に、大給城址。
・名も無い課題 アップで何度も
・ムーンリバ(d) 数トライ
・月面(b) 数トライ
・ムーンサルト(e) 2時間ほどでムーヴばらしまで
・UFO 2トライ
・SFスラブ 1トライ
・鯉のぼり(dバージョン) 1時間ほどで完登(頑張った!)
・吹き流し(b) 1トライ
2日目(1月1日):レスト
起きたら、14時だったという爆睡っぷり。さらに、温泉に行って、2度寝する。
3日目(1月2日):太田城址
・苔太郎(a) 1トライ(アップにつき、何度も)
・北稜(a) 1トライ(すでに本気)
・パーマン(c) 絶望につき敗退
・ハーフドーム(b) 絶望につき敗退
・北壁(b) 絶望につき敗退
・インスタント(a) 1トライ
・ケンケン(b) 1時間ほどで完登(頑張った!)
・お手、おさらい、お手上げ、お手つき、ファット、ヒヤット、お手上げ、お上がり、お座り、などの周辺のaを一通り。たしか、1つだけ何度もトライしてようやく登れたのがあった。
・関取(a) 1トライ
・ドドンパ(a) 1トライ
・ドンパ(a) 1トライ
・ラード(d) 今の実力だと、リスクを感じて敗退
・パックマン(aバージョン) 1トライ
・シイタケ(b) 今の実力だと、リスクを感じて敗退(かなり惜しいところまで行くので何度もやったが、やはり怖くて敗退を繰り返した)
・マツタケ(b) 絶望につき敗退
・マイタケ(b) 1トライ(頑張った!)
・腕相撲、カチンコの2本のaで、クールダウン
1日目と3日目、ともにギリギリ登れたやつが何本かずつあって嬉しかったです。
ただ、3日目って、c以上は全て敗退しているんですね(笑)。我ながら、ショボい。
bでも、登れないのもチラホラ。まぁ、そんなもんですかね。

参考までにグレード
a:10~7級
b:6~5級
c:4~3級
d:2~1級
e:1級~初段