2020年11月11日水曜日

ポケットマントル

11月6日(金)は、自分のクライミングにて、小川山。
Hさんと。
<意外なほど暖かい小川山>

10年ぐらい前に2本目のボルトまで辿り着けずにクライムダウン敗退したことがある、ポケットマントル(5.10d)。

グランドアップ開拓、ラインの合理性、ムーヴの楽しさ、などから大変評価の高いルートのようです。

Hさんが、ハコヤ岩でカムスタックさせたというので、それの回収半日と見込んで、ちょうど良い宿題回収かなと。
<1トライ目で、カム回収に成功したHさん>

で、無事に登れました。

前回は富士山ガイドのオフ日という、自然条件(真夏)も自分の能力(止むを得ず弱っている)もイマイチ過ぎるときに来た、というのを反省して、最高に近いコンディションで再訪。

たしかに、名クラシックですねー。
実際、下手なフォールは許されないので、慎重に次ぐ慎重さで登るべき一本でしょうか。

そして、今登っても十分に難しいです。
<で、2トライ目にR.P.もしておく>

例によって、前々から思っていること2点。

①今回は、オンサイトなのか?
a)「擬似フリーソロ」という直観的ルールで言えば、オンサイト。(「クライムダウンしたので、オンサイト権を残した」など)
b)コンペルールっぽく、一度でも離陸したら地上に戻るの無しなら、アウト。
c)地上に戻るのはアリだけど、日を跨ぐのは(なんとなく)ナシ、というルールだと、アウト。

僕は、a)ルールが、このルートにはしっくり来るような気がします。
冒険的なコンセプトで拓かれたルートですし。

個人的には、スポートルートでもa)ルールでやりますが、c)ルールを主張する人の感覚もわかります。
まぁ、答えは無いのですが。

②ときどき、ギリギリでボルトに届いてクリップできると、スポートルート以上に罪悪感がある。
本当は、立てる足場でボルト手打ちしたんでしょう。
そう思うと、そのムーヴの1つ手前(例えば、マントルの途中姿勢)から、クリップできることによって、少なくとも1つのムーヴの怖さが激減します。
(「怖さ」というと雑な感じですが、安全に登るためには、そのムーヴに求められる成功率やクライムダウン敗退の考慮が、格段に変わる。)

とはいえ、届くのにクリップしないでマントルするのもルールとして楽しくないと感じるし、立てる足場で10分間クリップせずに滞在する(ボルト打ちの時間)ルールなど全然楽しそうじゃないです。

どう考えても、初登者に楽に登らせてもらっているのですが、グランドアップルートの再登ってそういうもんなんでしょう。
他にも、今の方が登られまくって岩は綺麗になっていますし、チョーク跡もありますしね。

「なるべくマシなスタイルで登って、初登者のスピリットを感じる。」
という一般的な結論に落ち着くのでしょうか。
実際、「色々な意味で強過ぎでしょ」というのは、登れば分かると思います。
<発熱の街角も、楽しいルート>

具体的に登ったルート
・大和撫子(5.8、クラック) 再登
・冬のいざない2P目(5.10c、ハンド系) 再登
・ポケットマントル(5.10d、スラブ) オンサイト?
・発熱の街角(5.10b) フラッシュ

帰りにオジサン岩で登ったが、ラインがよく分からず。落ちたりしたけど、記録としては不明。

ちなみに、この後、猛烈なカブレに襲われ、土日の講習生の方には御心配おかけしました。
松か何かの漆か、何かの虫か、月曜の約束もキャンセルしてしまい、申し訳ありません。
もう、だいぶ良くなりましたので、週末からの予定は大丈夫です。