2021年3月28日日曜日

ベーシックな足位置にも、意味を持たせていく

3月14日(日)は、クラックリード講習にて、男性KYさん。
3月16日(火)は、1コマ目がムーヴLv.0にて、女性ABさん、女性TYさん。
2コマ目が、ムーヴLv.0にて、女性IGさん、男性MBさん、女性HNさん、新規女性HYさん。
3月17日(水)は、クラックリード講習にて、男性HGさん。
3月18日(木)は、ムーヴLv.1にて、女性WNさん。

足位置の意味を説明する際に、最近使っている図を紹介します。
<図1>

図1の左は、両手でガバホールドを持っている様子。
この際、もしも足ブラ(両方の足とも空中)だとします。

そこで、右手を離すと、人間の身体は左手の下にぶら下がることになります。
この時、振り子のように掛かる力(赤矢印)があります。

これが、一般に「振られ」、「回転力」などとクライマーが呼ぶ力です。
<図2>

そこで、幾つかの方法を考えます。
ガバホールドは、内側(サイドホールドの方向)、下側(重力方向)のどちらにも効くとします。
(ジムの5.8や8級では、ガストン方向にしか効かないホールド、アンダー方向にしか効かないホールドは、出没頻度が低いはず。)

Aは、左足で回転を止めています。ホールドは、サイド方向にすると、レイバックと同じ原理で左足も押しやすいでしょう。
このように、押しで回転を止めることを、「(足を)張る」などと表現します。

Bは、そもそも左手の真下付近にぶら下がるように入り込みます。それから右手を離せば、回転しようが無いという理屈です。

Cは、右足を内向きに引っ掛けることで、回転力を止めています。「かき込み」などと表現しますが、これを踵で行えばヒールフックになります。

Bーxは、ちょうど左手の真下付近にスタンスがある場合。右足で踏むと、左足があまり必要ない状況になったりします。これが、対角線バランス(ダイアゴナル、順足)として、最も有名な型だと思います。
※ダイアゴナルは、実際もっと色々なパターンがありますが。

Bーyも、ちょうど左手の真下付近にスタンスがある場合。今度は、これを左足で踏む(ダイアゴナルに対して「逆足」などと呼ぶ)と、右足があまり必要ない状況になったりします。
ただ、Bーxに比べると、重力ラインから右に離れがちなので、自然と重心を左に寄せたくなります。その際、流している右足も、なるべく左方向に持っていき、少しでも回転力を押さえたくなるケースもあります。

以上です。

何年かクライミングをやっていると、なんとなく身体が反応して、「気付いたら全ガバのルートは何も考えずに足を動かしていた。」という人も多いでしょう。
特に、少し被っている(ハングしている)と、重力が実感しやすいだけに、猿のように足が勝手に動くのも理解できます。

「自然にそうならない人は、考えてそこに辿り着く。」ということのみならず、「反射のように動ける人も、ちゃんと意味を考えないと応用力(※)が身につかず、結局は伸び悩む。」というのも感じます。
※応用力が何を指すのか?は、ちょっと深い問い。

また、これを一覧にして説明したところで、意味があるのかは分かりません。
ほぼ理解している人の復習と、僕自身の思考整理ぐらいでしょうか。

実際の講習では
●情報小出しにしながら、反復練習や実験の繰り返し
●講習生の理解度・経験・会話の流れに応じて、説明の順序や言葉選びを色々アレンジ
などに、講師側の核心があるような気がしています。

2021年3月24日水曜日

GWの講習についての続報

ツアー希望者の気持ちを聞くうちに、やっぱり今年は小川・瑞牆周辺での合宿にしましょうか、ということになりました。
それならば、日帰り、2日間などの参加も可能にして、公募することにいたします。
興味のある方は、連絡いただければと思います。

内容:
ワイドクラックを中心に。2日連続の方もいるので、擦り傷などの具合を見て、スラブやボルダーに変更の可能性あり。

参加条件:
アドバンスクラック講習と同じとします。
クラックの5.9以上を、3本オンサイトまたはフラッシュしていること。
原則、自力でのオンサイトトライやエイドダウン敗退を前提としますので、それだけは最低限できること。
※リード戦略や基本ムーヴのアドバイスに、焦点を当てます。
※アプローチ困難なエリアでは僕が手助けしますし、カムスタックなどあれば補助はします。

現時点での人数です。
4月28日(水) 2名
4月29日(木、祝) 3名
4月30日(金) なし
5月1日(土) 2名
5月2日(日) 2名
5月3日(月、祝) 1名
5月4日(火、祝) 2名
5月5日(水、祝) 1名

また、GWと関係ない平日組のツアー希望者は、最初の1名から増えておりません。
もし、希望の方が居たら、お知らせください。

2021年3月22日月曜日

身体に優しいローカルエンデュランス

3月2日(火)は、ムーヴLv.0にて、女性IGさん、復習参加の男性TGさん、新規女性IMさん、新規女性TYさん。
3月3日(水)は、リード2回目にて、男性YKさん、男性ONさん。
3月4日(木)は、ムーヴLv.1にて、女性WNさん。
3月6日(土)は、雨中止でムーヴLv.1にて、男性TGさん、女性Mさん、女性KIさん。
3月9日(火)は、1コマ目がムーヴLv.0にて、女性TYさん、新規女性ABさん、2コマ目が新規女性YGさん、新規女性KBさん、新規男性Gさん、新規女性HNさん。

最近、肘の痛みを訴えて、フォーム矯正がてらムーヴの基礎を再検討するために定期的にLv.1を受講してくれているWNさん。
フォーム矯正の道のりは一朝一夕には行かず、あらゆる基本動作を作り直して行きたいと、少なくとも僕は考えています。

さて、講習は普段通り、傾斜の緩い面(スラブ〜せいぜい垂壁)で、全てガバのルートをスローモーションで行うことにしています。
そこで、ほんの少しでも肘・肩・手首に違和感がある動きを、正常化していきます。
その際、フォームというよりも、普通のクライミング技術を講習することも多いです。
(ジムの5.6なので登れない人は少ないが、皆が決して上手には登れていない。)

すると、思わぬ副次効果があったようです。
翌朝、WNさんの肘の痛みが軽くなり、腰痛も良くなり、なんだか全身が軽くなったとのこと。
もちろん、これは一過性のものです。根本的には、フォームが改善するまでは何度でも痛みが再発するはずです。これが改善するまでの遠い道のりは、やはり覚悟する必要があります。

それでも、超低負荷の運動を、これでもかと丁寧にやるように心掛けたら、整体に1回行ったような効果を感じられた、ということです。

痛みが無い人は、このトレーニングだけをやって本気トライをせずに帰宅する、という機会が少ないと思います。故に、この効果を実感する機会は、ほとんどのクライマーにとって少ないことでしょう。
しかし、これは『パフォーマンス・ロッククライミング』でローカルエンデュランスのトレーニングが紹介されているように、古くから知られていることです。『クライマーズ・バイブル』にも書かれてましたよね。

痛みは、あなたのクライミングを根本から作り直す、絶好の機会かもしれません。

2021年3月12日金曜日

無いことが教えてくれる何か

先日書いた、GWの講習について。
現在連絡があったのが、GWの希望者が1名、むしろ平日に実施して欲しい方(1〜2ヶ月前なら、休みを調整できる)が1名です。
どちらも、もう1名いれば実施しても良いかなと思うので、考えている方はご連絡くださいませ。

3月27日(土)は、自分のクライミングにて、Y田さんと城ヶ崎の「ばったり」。
3月28日(日)は、アドバンスクラック講習にて、女性Mさん。
<懸垂下降してアプローチする、「ばったり」>

終了点も含めて、岩場に残置物がほとんど何も無いエリアがあります。

こういうエリアが、何か大切なことを思い出させてくれるように感じています。
<取り付きのテラスが狭く、ほとんどマルチピッチ>

ジムやスポートルートから入った講習生は、少なからず
「終了点が整備されてないなんて面倒臭い。」→毎回、懸垂下降するなんて、危ないし。
「アプローチの渡渉は完璧な橋、段差は完璧なハシゴ、などを設置すれば良いのに。」
といった思考があります。

確かに、それはそれで効率の良い岩場クライミングが楽しめる場所です。
昔風に言えば、「ゲレンデ」という言葉がピッタリです。

ジムで鍛えた心技体で成果を出すには格好のエリアですし、文字通り練習に適した岩場でもあります。
<「ばったり」は、そんなルートばかり>

それに対し、アプローチで1時間の登山があったり、フィックスロープで懸垂下降や登り返しや荷揚げがあったり、リード&フォローでないと回収できないルートがあったり。

マルチピッチと同等以上の労力を掛けて、登るのは10〜20mの壁という。

効率という観点では、間違いなく劣ります。
ただ、ここで言う効率は、
「1日に自分の限界付近をトライできる本数」 ÷ 「トライ以外に掛けた労力(時間、作業)」
になります。
<ビジョン・エッグ(5.7、コーナー系)を、フラッシュするY田さん>

こういう、手間が掛かるエリアの何が良いのかは、説明し尽くせる気がしません。
ただ、これまで自分自身に対しても、こういうエリアにお連れした講習生に対しても、ある程度起こっていると思われる変化があります。

①あるがままの自然を受け入れるしかないので、言い訳が減る。
ボルトルートは設定者が居るからこそ、ボルト位置に文句を言いたくなる。そして、その意見が正しいこともある(笑)。これは、ジムのルートも同じ構図。

②再度、ゲレンデ的な岩場に戻った際に、その便利さが身に染みる。結果、ゲレンデとして真に効率的な練習を心がけるようになる。

③後回しになりがちな、ロープワーク、ルートファインディング、登りながらのリスク管理、などを見直す機会になる。
<ピース・アクション '84(5.10-、OW)の取り付きへトラバース>

日曜に、講習でこういうエリアに行ったMさんも、初めて湯川にクラック講習で行ったときに、
「(ボルトが無いことが)なんて綺麗な岩場なんだ!」
と感動したことを繰り返し話していました。

クラックをやりに来たんだから、終了点以外にボルトが無いのは想像できるはずの情報です。しかし、百聞は一見に如かず、だったのでしょう。
<そして、こちらも登る>

僕自身にとっては、毎回何か発見があるとまでは言えません。

瑞牆、城ヶ崎、大堂海岸、などに時々ありますし、開拓ならもっと不便です。
さらに、沢登りや雪山に単独・トポ無しで行っていた時期を思えば、これでも便利な方という気もします。

ただ、この感覚は薄れるものなので、定期的に師匠に会いに行くような気持ちで、一生続けた方が良いような気がしています。
<そして、別のルートのために、もう一度懸垂下降>

<トポに載っていないライン(体感5.10a)>

具体的に登ったルート
ビジョン・エッグ(5.7、コーナー系) O.S.
・ピース・アクション '84(5.10-、OW) O.S.
    その後、回収のためにフォローでも登る。
・トポに載っていないライン(体感5.10a) O.S.
・トポに載っていないライン(体感5.8) O.S.

「こだわり無いんで。」と言って、全部オンサイト権をくれるY田さん。
まぁ、僕も「これは!」と思うライン以外は、フラッシュでも全然構わないんですけどね。

2021年3月10日水曜日

5分が目安のお節介

2月24日(水)は、ムーヴLv.0にて、新規女性TNさん、復習参加の女性YIさん。
2月25日(木)は、石井スポーツ登山学校の富士山登頂率向上プログラムにて、御岳山〜日の出山。
2月26日(金)は、ジムリード講習にて、男性TGさん、男性MBさん。TGさんは、これにてジムリード講習を卒業といたしました。

ジムであれ、岩場であれ、ちょっと話したぐらいの人でも、「もっと、こうした方が良いんじゃないか?」という気持ちは起こります。
安全面であれ、本気トライの取り組み方であれ、練習の取り組み方であれ、オブザベなどの課題の見方であれ、何にせよ。
長い付き合いの人なら、尚のことです。

そして、ちょっとした一言で他人を意識改革できることは非常に稀であることも、よくよく感じています。
ビレイの立ち位置がイマイチとか、クリップのタイミングが遅すぎて危険とか、脇が締まっていなくて肘や肩を壊しそうとか、レストが苦手、墜落距離の計算やフォール姿勢が読めていない、とか。

「5分の立ち話の中で、ちょっとだけでも相手に刺さる言葉は無いものか?」
というのは、自分自身にとっても興味深いテーマです。
相手がどんな具体例なら理解しやすいのかをよく考えるので、自分の理解も深まります。
しかし、99%以上は成功しません。
(聴く側が、そのコンマ数%をもぎ取ろうとしている人かにもよる。)

3時間のジム講習に何回も通って、ようやく1つか2つのコツを体感できる方もいるぐらいの内容ですから、当たり前なんですけど。
できれば講習受けた方が良いとは思いますが、事情は人それぞれです。

この5分は、雑談の中でときどき出てくる、ゲームみたいなものと気楽に捉えるように思っています。

2021年3月7日日曜日

GWについて

GWにクラックツアーを講習でやるとしたら、参加希望の方はいらっしゃるでしょうか?

普段のようなシステマチックな練習よりは、本気トライ主体になると思います。
本気トライの合間に、反省点などを講習、という内容です。

色々な岩場に行くと、「こういう綺麗なルートを、〜〜さんにもオンサイトしてもらいたいよなぁ。」、「ここって、本当にマルチピッチリード講習に向いた岩場かもな。」と、常々色々な講習生の顔を思い浮かべていたので。

長期休みでないと行きにくい、三倉岳、名張、もっとマイナーエリアでも構いません。

参加条件:
クラックリード講習を卒業していること
(自力でオンサイトトライ、エイド回収をする前提で、各自普通にトライしてもらいます。もちろん、エイド敗退やカム回収、懸垂下降などで手間取ったりしていれば、アドバイスはします。)

アプローチ困難なエリアの場合は、私がフィックスロープなどのセッティングは補助します。そのエリアに到着したら、あとは各自が普通に本気トライするという流れです。
(瑞牆のクラックの森、城ヶ崎の懸垂アプローチのエリア、などでの講習に参加された方は、イメージしやすいかと思います。)

講習費:
1人、1日あたり1万円。(マンツーマンの場合は、1万5千円。)
講師分の交通費、宿代(エリアによってはテント代)は、講習生で分割。

参加を検討している方が居れば、1週間以内ぐらいを目安に、メールいただければと思います。
講師分経費の分担という問題があるので、1名参加だと割高になってしまいます。何人かの希望者がいれば、実施可能かなと思っています。
反応の人数や希望状況によって、実施するかどうかを判断するつもりです。

2021年3月5日金曜日

短期集中カリキュラム

2月16日(火)は、1コマ目がムーヴ講習で、新規女性WNさん。2コマ目が、ムーヴLv.0にて、MBさん夫妻、女性IGさん、男性TGさん。
2月19日(金)は、リード2回目にて、男性YKさん、男性ONさん。
2月20日(土)は、クラックリード講習にて、NSさん夫妻、女性ISさん。全員復習参加なので、実質的にアドバンスクラック講習に。
2月23日(火、祝)はクラックリード講習にて、女性STさん、復習参加の女性ISさん。

ここ1ヶ月、「ワイドを学びたい!」という強い希望のもと、3回のクラック講習(アドバンスを含む)を受講された方がおりました。
さすが、だいぶ上達されましたねー。良かったです。

自立した登山者、クライマーを目指す上では、月1回程度の受講をオススメしています。
しかし、何か1つのことを学ぶのに、徹底的にコーチングするというのは、かなり面白いものです。

今回の方は、クラックリード講習卒業生ということもあり、もともとワイドクラックのオンサイトリード自体は行っていました。
ワイドだからと言ってトップロープに逃げることもなく、カムセットも、エイド敗退も最低限はこなして、5.8〜5.10aのワイドに挑んでおりました。
一方、「ワイドは本能だ!」という感じの身体の使い方しかできず、上達の限界も感じていました。

まずは、グレードの付かない(敢えて付けるなら、5.4など)ぐらいのワイドを、綺麗に登れるようになるまで、ムーヴLv.0的な練習。ここで、ワイドクラックのムーヴの仕組みを、一から学び直します。ここまで、丸1日。
これを、徐々に5.6ぐらいまで引き上げて行きます。
最終的に、5.8〜5.9のワイドをオンサイトトライする際に、ムーヴを意識できるレベルを目指します。

このコーチングに、今回の方のレベルで、ちょうど3日間でした。
せっかくなので、セカンドのビレイ、懸垂下降の仮固定、カム複数個でのビレイ点作成、なども扱いました。
本人も、こういうトレーニングをあと2日間ぐらいやれば、瑞牆に再チャレンジできそうだと先が見える喜びを感じていました。(僕としても、あと2日間ぐらい講習したい。)

普段、受講された誰に対しても次のステップ、その次のステップとカリキュラムを考えているのですが、連続受講の方がカリキュラムの実施はしやすいと感じています。本人も、前回内容の習熟度アップがわかりやすいですしね。

ワイドに限らない話ですが、時々こういう講習利用も面白いです。

2021年3月3日水曜日

富士山オンラインイベントのお知らせ

3月21日(日)に、私が所属する太子舘ガイド会が、オンライントークショーを開催します。
残念ながら私は参加できないと思いますが、富士登山もしくは富士山ガイドの生態に興味がある方は、是非とも。

内容としては、
・オンライン富士登山
・富士登山準備の低山ツアー
・写真集プロジェクト
の3点をお話しするものです。

個人的には、低山ツアーには4月頃の立ち上げから関わっております。
石井スポーツ登山学校の企画で、先週木曜も御岳山〜日の出山で講習してきました。
まだまだ、コロナの影響で人数制限など厳しい状況は続いていますが、少しずつ良くなってにいくのではないかと思います。
今回も、低山ツアーを担当する上野ガイドが、その様子を語ってくれる予定です。

無料イベントですので、お気軽にどうぞ。

https://readyfor.jp/projects/zerokyori-mtfujiphotobook/announcements/159510

2021年3月1日月曜日

4月の予約受付

4月分の予約受付を、3月3日(水)の夕方18時より開始いたします。

ムーヴ講習に関して、HPの文章を変更しました。

初期の頃に作ったままだったので、なるべく現状に合うように伝え直しました。
ではでは、どうぞよろしくお願いします。

ムーヴLv.0
内容:
リードに必要な登り方とは何なのか、一緒に考えていきます。
脱力、足置き、ベーシックな足位置、レストの基本、などなど。
当塾でイチからクライミングを学びたい方は、このクラスを1回〜何回か受講いただき、ジムリード講習に進んでO.K.という判断を、私の方でさせていただき進級という仕組みです。

一方で、「登り方の癖を直し、伸びしろを広げる」という基礎固めには終わりはありません。
このクラスを終えて進級後も、通っていただけると嬉しいです。
さらなる登りの丁寧さ、オブザベーション、脱力と出力、スタティックとダイナミックの違いを言語化、ホールディング、フォーム、といった深いテーマまで一緒に学んで欲しいと考えています。
月1回のような形で、定期受講することもオススメです。
都合がつかなければ、時々の受講でも構いません。

参加条件:
なし(リードを目指すか分からない方でも、参加O.K.です。リードの登りは、登山などの場面でも活きると思います。)

ムーヴLv.1
内容
原則的にLv.0と同じように、「あなたは、もっとコレを意識してみたら?」という形で講習していきます。
そのため、Lv.1だからこそ教える特別な技術というものは一切ありません。

ただ、同じレストや足置きを講習しても、経験者になれば込み入った質問のやり取りが発生します。「じゃあ、こういうホールド配置はどう考えますか?クラックでは?マルチでは?」、「ジムに多いダイナミックな動きの練習方法。」など。
初心者は、横で聞いていてもチンプンカンプンになりがちです。
そのため、講習しやすさを保つため、初心者お断りのクラスをこちらに設定してあります。

参加条件:
リードで落ちるまで頑張るトライができること
(最高グレードは、5.10でも5.13でも構わない。)

※備考
どちらのクラスに入るか迷ったら、メールでご相談ください。
経験上は、クライミング全くの初めての方と5.11前半をオンサイトする方は同時に講習しにくいものですが、講習を3回受けた初心者と5.11前半をオンサイトする方ぐらいなら同時に講習出来たりします
ただ、そのときのメンバー次第で共通項になる講習内容を選んでいる部分もあり、「どちらでも参加可能であれば、こちらの日程の方が希望に添えると思います。」ということもございます。
お気軽にご相談ください。