ある70代のお客様に諦めてもらう際に、「これが最後のチャンスだから、頑張らせて下さい」と懇願されました。「そこまで言うなら!」とトコトン付き合いたい気持ちは山々でしたが、やっぱり安全上無理でした。
80歳以上の富士登山も珍しくない昨今ですが、やはり人それぞれに焦りはあります。
体力の衰えと戦う努力を、「頑張れば行けますよ!」なんて軽く言うことも出来ません。僕自身も、あらゆる努力をサボって生きているし、彼らと同じ努力の経験を得ることもありません。
しかし、アスリート的な努力は無理でも、どうにかボチボチでも諦めないで欲しいとは願います。
今回、その方は80代の富士登山チャレンジの方と話す機会を得て、気持ちを切り替えて帰宅できたようです。
来年以降の再来を、お待ちしています。