しかし、雨でストーンマジックのロープワーク訓練に変更。
お客様は、石田登山塾の常連にして宣伝部長Uさん。
マルチピッチやバリエーションでは、色々なトラブルが付き物です。
理想的には、怪我人のレスキュー技術を習得した方が良いです。
しかし、岩場でのレスキュー技術は複雑なロープワークであり、覚えるのが容易ではありません。
ただ、一歩を踏み出さなければ、永遠に身に付くこともありませんし、最初の一歩はレスキュー技術というよりも自分のトラブル対処法ぐらいのレベルで、逆に覚えてないと問題なくらいです。
今回の講習で、改めて「この技術を伝えることの大切さ」、逆に言えば、「これを知らない登山者が多いだろうこと」を再認識しました。
初級バリエーションを目指す方々、ロープワークは一回プロに見てもらった方が良いですよ。
危機感が沸くと思います。
本日の内容
・仮固定(懸垂下降の空中停止、パートナー墜落時のビレイヤーの脱出)
・懸垂下降のバックアップの取り方色々(場面に応じて)
・ATCガイドなどのビレイ器を落としたときの対応
・登り返し(登れない壁を、ロープだけで登る。懸垂下降して、やっぱり戻らざるを得ないときなど)
・解き易い結び各種
こういった小さいトラブルシューティングを学ぶなかで、ロープワークに対する考え方もしっかりしてくると思います。
雨の日は、こんなトレーニングも充実しますよ。