(掲載は来年の春だそうです。)
先日、別の雑誌でオススメに挙げた残雪の剱に、偶然にも行く機会を得ました。
GW頃の剱は、晴れれば素手でのハイキング、一度荒れれば雪山と同じです。
今回は、入門バリエーションの小窓尾根を登ってきました。
小窓尾根は、マーキングや、古びたフィックスロープもあり、さすがにクライミングルートとは言えません。
例えば、不安定な雪は恐いので、崩れそうな雪の上を歩く際にロープを使うくらいの尾根ルートです。
とはいえ、2泊3日の雪山装備でロープを持って縦走、どこでロープを出すのかの判断、途中に山小屋無しの軽い山深さ、剱岳というロケーション。
改めて、総合的な山屋を目指す方の入門バリエーションに相応しい課題ですねー。
僕自身、普段はテント(ベースキャンプ)に荷物を置いて、日帰り装備でのクライミングばかりです。
が、縦走装備でのバリエーションも、たまにはやっておくべきですね。
クライミングを真面目に始める以前の学生時代。1泊、2泊の沢なんかを毎週やってきたのも、山屋としては肥やしになってるなぁと感じます。
行動概要
初日:
馬場島、池ノ谷出合、小窓尾根1600mピーク、ニードル手前2100m付近(幕営)
2日目:
幕営地、三ノ窓、剱岳本峰、早月小屋(幕営)
3日目:
早月小屋、馬場島
それにしても、山はちょっと弱くなってました。
体力以外も、歩きのバランスがイマイチ。
しかし、色々な岩稜や壁を見て、モチベーションは沸き上がってきますね。
僕自身もボチボチ頑張りましょう。