2011年5月14日土曜日

楽に登る感覚を身につける



5月13日(金)の夜は、ランナウトにてムーブ講習。(本日は、2本目)
これまた、初心者講習からの男性Kさん。

今回で、Kさんから「何か、無理やり登ったときは、自分で気付けるようになった!」という言葉を頂きました。
これは、とても嬉しいことです。

クライミングは技術が大切ですが、同時に力も大切です。
むしろ、中級以上は「やっぱり力かぁ」と思わされる機会が多すぎます。

初心者からしても、「中級者以上は大抵スポーツマン体型だし、そもそも初心者は腕が疲れて落ちるじゃないか!」という位に力が目立ちます。

それだけ力を要するスポーツなだけに、「無理やりか?スマートな方法か?」というのを初心者が見極めたり、体感するのは難しいものです。
これを、クライミングを初めて早い時期に覚えることが出来れば、省エネ技術の飲み込みは飛躍的に早くなります。

つまり、初心者のムーブ講習中に教える省エネ技術は総じて、この感覚を身に付けるための具体例なのだろうと思います。
今回は、その具体例が積もり積もって、お客様の生の言葉になったのでしょう。

逆にいうと、5.11が登れるような方でも、この感覚に自信の無い方は、もう少し基礎を習った方が良いかもしれませんね。

具体的な講習内容
・短期レスト
・オープンハンド(脱力)
・ダイアゴナル、バックステップ、正対の復習(今回で、とりあえず超基本ムーブは終了!)
・ロープの畳み方(結び方は、次回)

次回からは、レストの方法やリードに向けての講習を始めたいと思います。