7月26日(火)は、毎月恒例の無料体験講習会。
昼の部:2名
(新規の女性IGさん、昼の講習から続けて参加の女性Kさん)
普通に、1時間半ミッチリ講習しました。
IGさんはリード経験者で、確認希望だったこともあり、今回だけでリードはバッチリになりました。
これはこれで、常連さんへのアドバイスもしっかりできますね。
残りの40分は、常連さん2名に短時間ムーヴ講習。(ダイアゴナルの練習)
といった段取り。
登山講習、読図講習、ジム講習から、リード講習、クラック講習、マルチピッチ講習、雪上訓練、救助訓練、アイスクライミング講習まで。 初心者の富士登山から、アルパインクライミングを目指す方まで全力サポート。
1ヶ月ぶりのクライミングということもあり、リードと基本的な動き方を復習。
予想以上に動けていたので、5.10aのリードにチャレンジ!
テンション掛け掛けではありますが、2回トップアウトすることが出来ました。
前回リード講習を終えたばかりなのに、素晴らしいです。
来月は、レストについて、もう少し詳しく講習していきましょう。
具体的な講習内容
・ウォームアップがてら、基本的な動きの復習
・リードの復習
7月26日(火)
昼の部:15時から
夜の部:20時から
どちらも1時間30分。
参加希望の方は、メールで参加希望の旨を御連絡下さい。
主な対象
・完全にクライミング初めての方(トップロープのビレイなどを教えます)
・クライミング関係の講習選びを考えている方
・当塾講習生で、講習生同士の繋がり、ワンポイントアドバイスを求めて来て下さる方
ではでは、メールお待ちしています。
今週末の岩場リード講習に向けて、男性Kさんの準備講習です。
スポーツクライミングであっても、岩場では多少のロープワークが必要となります。
その代表例が、結び替え・懸垂下降といった終了点作業です。
その他にも、"本当は覚えておきたい"(知らないクライマーも結構いる)ロープワーク集として、ウィップフラッシュ現象や、捨て縄による終了点補強の方法など。
これだけの内容、岩場講習の1日や2日間だけで教えきるのは、なかなか難しいものです。
今回のように、ロープワークだけに集中するジム講習も、たまに受けると価値がありますね。
具体的な講習内容
・終了点作業(結び替え、懸垂下降、立ち木で懸垂下降)
・スリングを使ったビレイ点補強の方法(流動分散、固定分散、独立分散)
・スリングの収納方法
週末の岩場が楽しみですね。
2人は、ムーヴ講習の第2段階です。
最も主要なテーマは、フォームの矯正や脱力だったりします。
さらに、毎回新しいムーヴを練習していただきます。
例えば、前回はアウトサイドフラッギング、今回はインサイドフラッギング。
他に、有名な基本ムーヴとしてはヒールフック、トウフック、デッドポイント、ランジ、かき込み、など。
1つ1つ習得して、練習に活かして欲しいですね。
具体的な講習内容
・脱力&全身リラックス(TKさん)
・即興課題を記憶して登る(TZさん)
・アウトサイドフラッギングのスタンスの使い方(インエッジで置く場合、フロントエッジで置く場合)
・ヒールフック体験(TZさん)
・インサイドフラッギングのやり方(具体的な使用例は、口頭での解説のみ)
基本ムーヴを教える順序は、案外悩ましいですね。
その人が1番覚えやすい順序、一体どれでしょうか?
インサイドフラッギングは、使用頻度は少ない反面、覚えるのは簡単。
それで、早めに教えることにしています。
もちろん、ただ登るだけではありません。
その中で、実際にツアーを率いた場合に行う要所要所での説明を、新人に訓練していきます。
例えば
・五合目で、装備不慮がある人を見付けて、有料レンタルしてもらう
・万が一はぐれた場合の説明
・山小屋で、ギリギリの体力の人が、行くか辞めるか判断してもらう
などなど。
ただし
・ツアーといっても、お客様の雰囲気やレベルは様々
・ツアーの中にも、登頂を途中で断念する方が1割以上!
・基本的に初心者集団なので、登れる人も決して余裕ではない切羽詰まった状況
などの理由から、要所での説明と言えど、情熱的な説得に近いものが要求されます!
新人のデモに対しても、現役からは
「そんな冗長じゃ、お客さんが聞いてらんないよ!」、「その説明の仕方じゃ、なんでビニール雨具がダメなのか分からない!」、「トークが一本調子で聞いてて疲れるなぁ」
などの厳しいダメ出しが・・・。
新人には、こういった訓練の中で、富士山ガイドの仕事のイメージを掴んで欲しいですね。
具体的な行程
初日:
スバルライン5合目、太子館
2日目:
太子館、吉田口山頂、馬返しまで下山
いよいよ富士山シーズンの開幕です。
本日の御希望は、手足限定ルートの登り方!
クライミングジムのルートは、超入門ルートは足自由ですが、それを過ぎると手足限定のものが多いです。
一般に、ジムルートが手足限定にしている理由は
・「壁に、そのホールドしか無い」と仮想して登るというルールが、単純明快
・ホールドの悪さだけでなく、ムーヴの難しさを含めて追及しやすい
といったところです。
と、ここまで聞くと手足限定の方が難しそうです。
が、実は5.9や5.10aくらいの入門ルートでは、中級者にとって筋力的な難易度は5.8と大差無いことも度々!
この矛盾、どういうことでしょう?
ルートを作る側からすると、筋力以上に、テクニック面での壁があるように思います。
例えば、5.8では手順が右左右左だったのが、5.10aでは少し複雑な"飛ばし"、"クロス"、"持ち替え"が入っていたりもします。
また、足が限定されることによって、正体だけが得意な人や、フリだけが得意な人は、都合の良いスタンスが無くて困ったりします。
他にも、アンダーホールドやサイドホールドも増えてきて、慣れないと難しいのも分かります。
つまり、手順・ムーヴ選択の余地の少なさ・ホールドの向き、などが壁になるわけです。
ということは、5.9を充分に楽に登れる技術が付けば、手足限定も恐れることはありません!
手足限定らしい、ムーヴの難しさを楽しむグレードは、もう少し先の話なのです。
5.9が楽に登れたら、次は5.10aが楽に登れるように練習してみましょう。
5.10bくらいが登れたら、いよいよステップ2「様々なムーヴを覚える」でしょう。
具体的な講習内容
・腰を壁に近付けてレストする
・1番易しい手足限定ルート(5.9)で、楽な足順を探る練習
・スラブの5.9(手足限定)で、反復練習
・スラブの5.10aを本気トライ!
スラブは、5.10aくらいでも結構テクニカル!
ムーヴを楽しませてくれます!