2011年11月2日水曜日

嬉しい復帰

10月28日(金)は、入間にあるクライミングジム“ベースキャンプ”にて、ムーブ講習。
今回は、3ヶ月ぶりの男性KBさん。
実はKBさん、クライミングジムでの練習中に怪我をしてしまい、3ヶ月ぶりの復帰となります。
しかしながら、3ヶ月間イメージトレーニングに余念なし!

クライミングの映像を見たり、入門書を読み直したり、さらには登らないのにジムに来て見学したり。
そして、岩場に向けて、講習で学んだロープワークを自宅で復習もしたり。
いやはや、素晴らしいことです。

経験上、クライミング開始1年以内に中断させられると、嫌気が差してしまう人も多いのが現実。
もはや、KBさんには登山とクライミングがライフワークとなりつつあるのかもしれませんね。

そして、その甲斐あって登りは成長しておりました。
もちろん、ブランクがありますのでグレードは戻った程度。
成長したのは、省エネ技術&丁寧さです。

とはいえ、初心者には、省エネ技術&丁寧さこそ優先的に身に付けて欲しいことは、何度も言ってきた通り。
5.11を登るようなクライマーでも、それが苦手で、今更克服することができずに悩んでいる人は多いのです。
怪我の功名とは、まさにこのことですね。

具体的な講習内容
<今回は、ボルダーを利用して>
8級課題を登る際の、細かいアドバイス
・足は、もう少しつま先近くで
・体のフリだけに拘らず、前のムーブからの繋がりの良いムーブを選択すること
(ダイアゴナルの連続が効率的とは限らない、など)
・次のホールドの向きを考えて、前のムーブの際の足位置を選択すること
(次がアンダーなら、足を高めに上げて取りに行くべし、など)
・腰を壁に近付けるイメージの再確認

KBさんが気になっていた課題の解説
(7級、6級、などを4本くらい)

ボルダー壁を利用した、持久力課題の作り方
「7級&クライムダウン、隣の7級へ」を4本続けて、など。
ただ、これだとトレーニング的で完登意欲が湧きにくいのが難点!
完登意欲の湧くような持久力課題を設定できれば、最高ですね。