2012年2月7日火曜日

冬の低山ハイク(奥多摩の大岳山)

2月5日(日)は、奥多摩の大岳山にて登山講習。
本日は、新規の男性KUさん。
KUさん、ほとんど登山は初めてながら「1,000m級の山を、夏冬通して登山できるようになりたい」との御要望。

冬は、夏より装備も少し増えます。
が、低山ハイクならば、本格的な雪山よりは手軽に始められます。

そんなわけで、最初から雪のあるコースを選びました。
このコース、雪の無い時期は登山入門コースとして、講習で何度か利用しています。
何がオススメかって言えば、変化に富んでいるのです。

まず、ロープウェイで御岳山頂の宿坊&観光街。
そこで、山頂神社をお参りしたら、いよいよ登山道へ。

スタートは、道も広くて歩きやすい遊歩道。
徐々に登山道らしくなってきて、水場、沢、コル、簡単な鎖場、と越えて山頂へ。

下山は、破線ルート(準登山道というイメージ)で少しスリルを味わい、沢沿いを降りる。

いよいよ麓に近づくと、海沢の大滝、ネジレ滝、三ッ釜の滝、の3つが迫力を持って向かえてくれます。

そして、林道に到着。
さらに余裕があるなら、越沢バットレスの岩場見学までオプションで付けられます。
(+1時間半程度の歩行)
御岳山から始まり、登山道、破線、滝、岩。
山に関する色々な楽しみを体験していくツアーです。
そして、本日は中でも良かった!

登山道は真っ白、大岳山までは軽アイゼンがサクサクと心地良い。
海沢探勝路では、トレースが薄く、足首程度のラッセルでスパッツや登山靴の有り難みを知る。

さらに、海沢の大滝は美しく凍っている。
(カメラ撮影していたおじさんによれば、10年ぶりくらい、とのこと。)

下の写真のように、釜も凍っており、上を歩けます。
東京に居ながら気分は極寒の地!
奥多摩好きの方々、今はチャンス!
今年は、雪も景色も当たり年です。

何度も歩いた道ながら、僕も変化を楽しめましたよ。
具体的な行程
7:00 御岳駅
7:10 バス乗車
7:20 ケーブル下
7:30 ケーブル乗車
7:35 ケーブル下車
8:30 御岳山頂神社
10:30 大岳山頂
12:50 海沢園地
14:50 越沢バットレスの下
15:30 鳩ノ巣駅
冬の低山ハイクは、夏山装備に加えて
・軽アイゼン
・手袋
・帽子(特に、耳が隠れるもの)
・ビバーク準備品(非常食とツエルト、これは夏もあった方が良い)

くらいが必要になります。

それに、夏以上に道が分かりにくいことがありますので、地図読み能力はあった方が良いですね。

ただ、逆に言えば、たったこれだけの投資で冬の低山ハイクは楽しめます。
気軽に出来ますので、山は夏だけなんて言わずに是非とも1度行きましょう!