2012年6月10日日曜日

リードのビレイ

6月6日(水)の昼は、ランナウトにてジム講習。
常連女性KKさん、KDさんのペア。
Rock&Snowの最新号を読んでいる方なら、もうご存じでしょう。

最近フリークライミングインストラクターという資格が出来て、それに対応して、ビレイの教え方なども統一しようという流れになっているようです。

その方法を、菊地大先生が語っておりますので、参考にしてみてください。
主に、ジムなどで多く見かける危ういビレイヤーについての注意喚起です。
これを読んでいるあなたも、ちょっとイマイチなビレイをしている可能性大です。

僕も、自分の本気トライのビレイを躊躇なく頼める人は、そう多くはありません。

他の方は、
微妙に壁から離れがちだったり、繰り出しが遅かったり、ロープを弛ませ気味だったりします。
(小柄な女性なんかは、体重差で心配なのは仕方ないです。)

もちろん、ルートの終盤で落ちる分には大丈夫なんですが、やっぱり落ちる距離が予想できないままに突っ込むのは、精神的にも不安で力が出ません。
さらに、前半5~6mくらいまで、落ちないクライミングorクリップ先行のクライミングが要求されます。

この記事の中でも
①ロープを弛ませ過ぎの人を多く見かける
②壁から2mも離れているような人を見かける
③スポットは場合によっては良くない
④立て膝は良くない(これに関しては、私は微妙だと思いますが)

と言った要点が、書かれております。
全てに共通して言えるのは、

「今、クライマーが落ちたときに、どんな状況になるのか想像出来ていない」

ということですね。

具体的な講習内容
・腰を壁に近づける(KKさん)
・指の脱力(KDさん)
・リードでの墜落距離を予想して、落ちる練習
・実践本気トライ(2人とも、5.9くらいのを2本とも完登!)

ちなみに、経験豊富だけど「ちょっと緩いビレイなんだよな~」くらいの方に頼む際は、ウォームアップで落ちる練習をやることにしております。
特に、出だしの2本目~4本目くらいまでで。

そこで、僕の重さを体感するのも含めて、ビレイ位置の修正をお願いします。
経験が豊富な人なら、その後なら本気トライをお願いできますしね。