2012年7月13日金曜日

アドバイスで分かる、ムーヴの理屈への慣れ具合

7月11日(水)の2コマ目は、常連女性TZさん。
ムーヴ講習もレベル2です。
ムーヴの理屈というのは、慣れが必要です。
それは、仲間内でアドバイスしあっている様子を見ても明らかです。


例えば、素人さん同士なら

「足を丁寧に置かなきゃ!」
「フリをもっと使って!」
「力を抜いて!」

とかいう漠然としたアドバイスになります。

初級者同士なら

「そこは、踏み替えの方が良いよ。」
「そこは、マッチより飛ばしの方が良いよ。」

といった個別のアドバイス。

中級者同士なら

「そこは、アウトエッジにした方が、捻りがきかせやすいんじゃない?」
「そこは、インエッジにした方が、腰が壁に近づくんじゃない?」
「そこでヒールすると、そこは楽だけど、解除するときに振られそうだよね。」

といった理由までハッキリした、提案が出せるようになります。
でも、これってアドバイスを聞く側にも慣れが必要です。
今のTZさんは、自分がアドバイスをするなら初級者バージョン、中級者っぽいアドバイスも何とか聞く耳を持てる、というくらいの慣れ具合。

中級者のアドバイスを聞ける前提として

①クライミングのムーヴは
「脱力、捻り、振られが少ない、とかが大事な要素だけど、どれかを捨てて他のを優先しなきゃいけないことも多い」
ってことが、経験的にも分かって来ている

②インエッジ、アウトエッジ、ヒール、等をしたときの自分の動きが、大体イメージできる


それだけ、クライミングに慣れてきたということですね。



具体的な講習内容
・腰を壁に近づけること
とりあえず、意識すれば十分なレベル。
あとは、無意識&滑らかを目指して反復練習を行って下さい。


・落ちる練習
墜落距離が、かなりの精度で読めるようになってきました。
ビレイヤーの弛ませ具合が重要なこと、手繰り落ちが危険なこと、などもようやく実感出来てきた様子。


・ステミングの練習
(普通のプッシュ、足を揃える方法、逆手のプッシュ)


・実践、本気トライ
垂壁の5.10bをR.P.出来ました!