1月18日(金)は、またもやスキー練習にて、独りで奥利根スキー場。
前日から、居残りです。
この日は、K島嬢からの強いススメで、スキースクールを受けて来ました。「変われる今のうちに、正しいフォームを!」
ということだそうです。
で、インストラクターの教え方がメチャクチャ上手かった!
・理屈
(体をどう動かすと、板がどういう形になって、雪面にどういう力が加わるのか)
・体系化された技術習得の順序
・短時間で、弱点を見抜く、教え慣れ
どれも
「私のムーヴ講習なんかじゃ、負けてるかも」
というレベル。
帰宅して、そのインストラクターさんの名前を検索しても、全くヒットせず。
むしろ、奥利根のスキースクールにおける看板インストラクターは、別の人だそうです。
さすが、スポーツとして成熟してるからなんでしょうか?
スキーのインストラクターは、ハイレベルですね。
具体的に習った内容
・胸は、常にフォールラインに向けるような意識
・右にターンするなら、右下のスペースに飛び込むような意識で体重移動すると、自然と体が反応してターンの動きになる
・今のカービングスキーでは、谷足荷重はそれほど意識しなくて良い。まずは、全身の重心移動を重視すべき。
・膝は必要以上に曲げず、楽な姿勢でO.K.
・姿勢は、他のスポーツ同様に背筋を伸ばして。これからジャンプするような、動きやすい態勢がベスト。
・ターンのときに、内足が行き過ぎてしまい、それをカバーしようとして内足が変な動きをする癖がある。ターンの最初に、外足を前に出すようにしないと、外足の方が大回りなので帳尻が合わない。
・ストックは、今の段階では意識しなくて良い。ストックは飾りだと思って、両手を広げ、平均台を歩くように地面に手首を向けて滑ると良い。
・実際に、歩くようにして荷重位置を確認する練習方法あり。(ただし、メチャクチャ難しくて、出来なかった)
・ターンで、一瞬、急ブレーキを掛ける癖がある。できるだけ、滑らかな円弧を描くようにする。
・両足荷重すると、エッジが効かなくなるため、板は自然とフォールライン方向に落ちていく性質がある。
・斜面に垂直に立つのが、板をコントロールする上でベスト。ゆえに、傾斜の強いコースほど、前傾姿勢になる。
・新雪は、柔らかく扱う。急ブレーキ、急ハンドル、後傾姿勢は、転倒のもと。
同じような職業だからでしょうが、僕にはインストラクターさんの気持ちがよく理解できたと思います。
「なんで、そんなに凄いスピードで分かるんですか?」
と、何度も褒められました。
技術的なことよりも、
「これは、将来のために直した方が良い癖」
「今、意識した方が良い技術。もっと経験を積んでから意識した方が良い技術。」
「癖になるまで、100回以上は滑らなきゃいけない技術」
「聞かれても、今のあなたのレベルでは頭でしか分らないので、深入りしないで欲しい技術」
「これは理屈より体感して欲しいから、ツベコベ言わずにやって欲しい場面」
みたいな教える側のニュアンスが、全部分かるんですよね(笑)。
決して運動神経が良いとは思いませんが、「講習受講スキルだけは、上級者クラスだ」と自分で思いました(笑)。
これだけ練習すべき宿題を出されて、1時間半のレッスン3,000円なら、安いですね。