2月3日(日)は、城ヶ崎にてクラック講習。
男性NMさん、男性STさんの2名。
スポーツクライミングでは、「落ちるまで頑張って!」
と、いつも言っております。
が、クラックではそこまでは要求しておりません。
カムのセットに自信がないor本当にカムが効かない、といった場面で突っ込んだら危ないから。
もちろん、バッチリとカムが効いているなら、落ちるまで頑張るのが理想。
でも、これは私くらいの中級者だって難しいことです。
(さっきまで、効いているか不安なカムで慎重に登っていて、いざカムが効いたらスポーツクライミングモード!これは、なかなかスイッチ切り替えが難しい。)
①バッチリ効いていたら・・・
ちょっと落ちそうでも頑張ってみる
(最後の一手まで出せとは言いませんが、少しは突っ込まないと登れません)
②カムが効かないなら・・・
本当に簡単ならランナウトして登る
落ちそうなら敗退
③不安定な状態でカムセットして、バッチリ効いているか確信が持てないなら・・・
とりあえず、テンションを掛けて、もう一度セットし直す
という判断ができれば良いと思います。
つまり、
・スポーツクライミング
「落ちるまで頑張って!」
・クラック
「とりあえず、ダメ元でもリードして!」
というのが、当塾の講習目標。
卒業課題は、日によって異なります。
カムセットの難しいルートのリード、という日もあります。
たぶんオンサイトに失敗するだろう、くらいのルートにリードチャレンジ、という日もあります。
こういう判断力が付けば、マルチピッチも近いですね~。
<本日の最終課題。フラッシュダンス(5.9)のオンサイトトライ!>
<残念ながらフォール。でも、しっかりとカムを効かせ、テンション掛けながらもトップアウト出来ました。>
<NMさん、ムーヴも解決できたので、次回でR.P.できそうな感じ。>
<続いてSTさんのトライ>
<やはり、フォールしてしまいましたが、カムは効いています>
<この後、テンション掛けかけどころか、エイド状態で暗くなりながらもトップアウト!でも、アルパインやりたいなら、これが大事なんですよねー。>
具体的な講習内容
・カムセット練習(地上にて)
・実践リード練習&カムのチェック
(Ⅳ級クラック、鬼ころし、ネッシーの3本で)
・アームロック、ギアラックの処理など、チムニーの登り方について
・テンション掛ける前提での、本気トライ(フラッシュダンス、5.9)
1日の最初は、2人とも、カムセットが今一歩。
が、最後は、充分にクラック講習を卒業レベルの判断力でした。
NMさんは、秋にも一応クラック講習は終えておりましたが、これで確認になったようです。