2月14日(土)は、岩場リード講習にて、湯河原。
男性IGさん、補習の男性SRさん。
<ムーヴ練習>
講習でも、なるべく1日の最後に本気トライをしてもらいます。
なんだか、受験勉強の模擬試験に似ているなと。
<病み上がりのSRさん>
・ムーヴを練習する
・ボルトの仕組みを知る
・リードで落ちる経験をする
・終了点作業を練習する
こういうことは、教科書や参考書を読んだり、授業を受けることにそっくり。
実際の受験勉強では、
・問題集でトライ&エラーを繰り返す
・模擬試験を受ける
ってのも大事だったはず。
<アプローチシューズで、悪いスタンスを味わう>
本試験と違って、即失格にはならないでしょうが、色々勿体ない。
②模擬試験で良い成績を出すことに執着し過ぎて、
「今回は受けないでおこう。」
と思っていると、勿体ないです。
③模擬試験の後、成績の善し悪しに一喜一憂するのも一興ですが、答え合わせが勉強になります。
で、
「次に似た問題が出たら、今度は解かるな。」
「今度は、こういうケアレスミスを防ごう。」
という自信に繋げます。
<だいぶ、安定してきたかな?>
オンサイトできるにしても、ギリギリとか。
レッドポイントするにしても、ほとんど毎トライ、何かしらの反省点が見つかるとか。
<いざ、マゾおけさ>
“本気トライ&反省”だけでも、成長している人は沢山います。
他のスポーツで言えば、試合ばっかりしているのに、意外と成長する状態。
受験生の頃、
模擬試験とか過去問ばっかりやっていても、答え合わせを真面目にやっていれば、意外と知識が深まっていく人もいましたよねー。
本気トライが大事っていう証拠は、いくらでもあります。
<良い天気>
「ビレイしている人や仲間が、見ているとムーヴや技術を教えたくなる」
というスポーツ特性(?)があります。
本気トライで落ちた後は、
「どうすれば良かったか?」
という検討会をするのにピッタリです。
まず、見ている人は問題を解いている最中のクライマーに、アドバイスを我慢するのも大事ですが(笑)。
<最後のマントルが解からず、無念の敗退>
今回の例え話。
「本気トライが模擬試験にあたるなら、何が本試験なの?」
って聞かれると、困っちゃいますけどねー。
・ムーヴ練習
(安定するまで手を出さない、足をホールドの効く向きと逆に押す力を意識する)
・ボルトの種類
・終了点の仕組み(流動分散、固定分散、独立分散)
・落ちる練習&止める練習
・終了点作業練習(結び替え)
・実践本気トライ
2人とも、マゾおけさ(5.10b)
SRさん:
1トライ目は、ムーヴもぎこちなく、テンション掛け掛け3ピン目まで。
2トライ目で、驚くほどスムーズになるも、最後のマントルムーヴが解からずにフォール。
トライ毎に修正してくるという、まさに本気トライが練習になるパターンでした。
IGさん:
1トライ目は、2ピン目直後で不意落ちでガッカリ。
2トライ目は、3ピン目手前のムーヴが分からなくなり、フォール。
ケアレスミスが、いかに勿体ないかを痛感するには、良い勉強でしたね。