2015年2月23日月曜日

卒業は次の始まり

2月21日(土)は、岩場リード講習にて、湯河原。
前日とメンバー総入れ替えで、女性NSさん、男性FMさん、奈良にお住まいの新規男性TDHさん。


ちなみに、本日は山の知り合いを増やす会です。
まだ、直前参加も可能ですので、希望の方は連絡お待ちしております!
本日で、NSさんは岩場リード講習を卒業といたしました。

どちらかというと、卒業と言い渡されるのを心待ちにしている人が多いです。

が、NSさんは、
「えー、もうなんですか。」
といった感じ。
心待ちにしている人は、
「本当は、1日でも早く岩場に行きたいんだけど、せっかく講習を受けているからには卒業認定まで待とうかな。」

ゆっくり学びたい人は、
「まだまだ不安なことが多すぎるから、もっと通うつもりです。」
どっちの言うことにも、一理あります。

だって、ムーヴも、安全管理も、スタイルも、学ぶことは生涯尽きないと思います。

何度も言うように、卒業ってのは
「そろそろ、仲間内で岩場に行ってみてはどうでしょう?」

という私の見立てに過ぎません。
卒業しても安全な訳ではありませんし、教えることが無い訳でもありません。
むしろ、ようやく基礎が分かってきて、学ぶのが楽しくなるくらいかな?

とはいえ、自立した登山者・クライマーを育てる上では、

「そろそろ、自分で行き始めてみたら?」
というタイミングは必要でしょうと。
ですから、自力で岩場に行きつつも、講習は続けて欲しいと思っております。

もちろん、岩場リード講習をまだ数回受け続けるのも良いと思います。

クラック講習に進んでも、さらにクライミングがよく分かると思います。
年末に受けたマルチピッチ体験を、春に再受講しても、以前より楽しめると思います。
NSさんの場合、とりあえずクラックをおすすめしています。

城ヶ崎での講習が、初心者にとってジャミングの痛みも感じにくいですしね。
3月いっぱいが城ヶ崎なので、初回だけでもと思って。
具体的な講習内容
・ムーヴ練習
(足を馴染ませる、ホールディングするときに最初は脱力しておく)

・ヌンチャクの向き
・ボルトの種類
・リードで落ちる練習&止める練習
・立木での懸垂下降(NSさん)
・終了点の仕組み
(流動分散、固定分散、パワーポイント、など)

・実践本気トライ
FMさん:アブラカダブラ(5.10a)をR.P.
TDHさん:アブラカダブラ(5.10a)をO.S.
NSさん:ゼルダ(5.11a)をトライするも、ムーヴ解決までは至らず。ただ、トライ毎に進歩して見通しは立ったので、楽しいトライになったと思います。

結局、2人も見ていたらゼルダが気になってしまって、ヘッデン直前まで2人もトライ。
なかなか面白いセッションでした。