2月24日(火)は、昼がムーヴLv.0。
女性OGさん、女性KDさん、女性KIさん、女性THさん。
夜は、無料体験で3名。
本日、「フリークライミングっていうのは、仮にロープが無かったとしても、死なずに登りきれた!っていうのが完登の意味合いです。」
っていう話を、いつものようにしていました。
初心者向けのクラスなので、
「トップロープは、張り過ぎるとバランスの助けになっちゃうから、張り過ぎ注意。」
という文脈で。
すると、
「トップロープも、フリークライミングなんですか?
(リードが完登とみなされている、という話じゃなかったの?)」
という質問が飛び出しました。
いきなり、核心的。
皆さん、どう思います?
私なりの回答:
(講習時に答えたものを、加筆修正)
定義からすると、フリークライミングとしてオッケー。
一方で、岩を登るという観点からすると、リードのスリルはやっぱり重要。
“スリル”っていうと乱暴ですが、リスク判断や恐怖心との駆け引きと考えれば、それも技術です。
という訳で、
フリークライミングを完全にスポーツとして見るコンペ(試合)とかなら、本当はアリなんじゃないかと思います。
(とはいえ、一般的にはコンペでもリードが採用されています。これはこれで、別の事情もありそう。)
そして、
フリークライミングという言葉に、冒険的な精神が含まれていると考えるなら、
リードじゃないと本質的にはフリークライミングと言えないことが多いと思う。
と、まぁそんなところです。
ただ、初心者講習にしてはビックリするほど深い話(笑)。
回答も人によるかもしれません。
これを読んでも
「まぁ、そうだよねー。」って思える具体例は、本人の経験値に比例するでしょうし。
講習レベルで言えば、Lv.0、ジムリード講習、岩場リード講習、クラックリード講習、マルチピッチリード講習、そしてそれ以上のレベル。
それだけでも、全然違うでしょうし。
それぞれのレベルで、考える切っ掛けになればと思います。