4月2日(木)は、1コマ目がリード1回目。
女性OGさん、男性WNさん。
2コマ目は、ムーヴLv.0。
女性KDだん、男性HSさん。
オートビレイの付け忘れは、有り得ます。実際、事故も起こっていますし、未遂のところを
「いま、着けてませんよね!?」
と、声掛けすることもあります。
2人1組で登る場合、ロープを結び忘れてもビレイヤーが気づきますからね。
(セットを間違ったり、結んでいる途中でお喋りして不完全なことはある。)
で、
「注意してください。」
という話。
でも、なかなかどうして難しいんです。
オブザベーションに夢中になって、付けずに登ることもあります。
以下に、講習生のアイデアや私自身の経験から、各種のダメ案をば。
ダメ案①
「オートビレイを付ける前は、オブザベーションしちゃダメ!」
これは、なかなか迷惑です。
しかも、壁の前で休憩してたら、前回落ちた箇所とか見ちゃいますよね。
(実際、その方が反省にもなるし)
ダメ案②
「オートビレイ付けたら、もうオブザベーション禁止!」
これも、ちょっと現実的じゃないかと。
やっぱり、離陸直前に最初の数手とかは確認し直すでしょ?
(実際、その方がイメージトレーニングにもなるし)
ダメ案③
「オートビレイを付けたら、直後にセルフチェック!」
オートビレイを付けたときだけセルフチェックすることになるので、意味がない。
イマイチ案④
「離陸前に、地上でジャンプしてみて、オートビレイにテンションが掛かることを確認!」
チョークが舞うので、イマイチ。
あと、オートビレイを付けてジャンプすると、やりにくくてチョット疲れます。
過去には、色々と試して来ました。
なかなか悩ましい問題です。
皆さん、どうしておりますか?
今現在、私は
「スタートホールドをか片手で持ったら、もう片手でチェックしてから離陸動作に入る。」
って方法を採用しています。
オーナー夫妻がやっているのを見て、真似をしたんですよね。
これでさえも、忘れる可能性を少しは感じます。
が、今のところ一番忘れにくいように思います。
気持ちとしては、付け忘れて登ってから反省するんではイマイチじゃないかと。
チェックし忘れて登っていることに気付いたら、少し反省するぐらいの意識だと、長期的にはリスクが低いと思います。
具体的な講習内容
1コマ目:
・ダブルチェック
・カラビナの持ち方
・一手一手レストする練習
・トップロープのビレイを修正
・エイトノットの結び方
・ATCを落とさない方法
・クリップ練習
2コマ目:
・一手一手レストする練習
・肩の脱力
・安定するまで手を離さない
・オートビレイにて、スラブの5.5~5.9までを実践練習