4月11日(土)は、ストーンマジックにてロープワーク講習。
元々のクラックリード講習予定者4名は、全員不参加(笑)。
直前連絡で手を挙げたのは、以下4名。
マルチピッチリード受講中のARさん、SRさん。
マルチピッチリード卒業生のSGさん、KSさん。
<ロープ畳み練習も、バリエーション色々>
やはり、現場経験で必要性を痛感するのが一番でしょう。
まず、初心者が最初に通る関門は、ロープが絡むトラブル。
「ロープを綺麗に扱えるようになりたい。」
っていうのは、最初の動機付けですね。
ただ、これだけだと1回の受講でも多少絡まなくなります。
これだけがモチベーションだと、1回きりの方も多いかも。
<メモ>
「立木で懸垂下降するだけ、ビレイ点でセカンドビレイするだけなのに、なんでこんなに時間掛かっちゃうの?」
これも、1つの入り口になるでしょう。
<システム系に強さを見せるSRさん>
「手際を良くして、岩場で少しずつアドバンテージにしたい。」
「ちょっとしたトラブルがあっても、自力で解決できるように、引き出しを増やしたい。」
「過去の事故例、想定されるリスクを学んで、自分の事故確率を下げたい。」
「ゆくゆくは、セルフレスキューが出来るくらいを目指したい。」
<今更ながら、カラビナの持ち方を矯正中>
だって、僕ら講師も含めて、一生改善を続けるものです。
終わりがあるとすれば、講習無しでも学べる自信が付くか、講師に近い技量でお金を払うのが馬鹿馬鹿しくなるか(笑)。
<トラブル事例を自力解決&検討会>
自分で行ったときに、ヒヤリハットを経験したり、仲間や他パーティーの事故or事故未遂に遭ってます。
で、さらにロープが絡んだり、手際が悪くて困ったりも、何度か経験。
<フィンガークラック練習>
ま、これはこれで自然の流れです。
だから、なんだか見知った顔ぶれが多いロープワーク講習という気もします。。
でも、余裕があればマルチ以前の人にも受けて欲しいと思います。
マルチピッチ講習が始まってから、そんなにロープワークを練習するチャンスが無いかもしれません。
そして、ボルトルートやクラックのショートルートでも、終了点作業の事故は数多いですから。
<もはや、フィンガーが得意系になったARさん>
<今回、フィンガーのコツが分かってきたSGさん>
具体的な講習内容
・ロープの畳み方を洗練(肩振り分け、背負い、手畳み、手コイル、肩コイル)
・アルパインクイックドローの作り方、スリングの収納(ARさん)
・立木の懸垂下降セットでのロープトラブルを課題にして、解決&検討会
・終了点が立木で、スリングが足りなかった場合(ARさん)
・ムンターヒッチ(仮固定も)
・フィンガークラック練習