9月10日(木)は、昼がムーヴLv.0。
男性ENさん、男性AYさん、加えて新規男性TNさん。
夜は、リード1回目。
男性OMさん、新規女性SMさん、加えて復習参加の男性ENさん。
クリップ練習をすると、反復練習に対する意識の差が出るなー、と感じています。今回の話ではないのですが・・・
Aさん
何回かやってみて、「終わりました。もう十分です。」という雰囲気を漂わせる。
Bさん
数回やるごとに、「なんか上手く入らないんですが。」と質問。
Cさん
指摘されない限り、黙々と続ける。
(本人なりに、試行錯誤があるのか、単に数やって慣れるつもりなのかは不明なことも多い)
Dさん
「石田さん、もう1回見本を見せてください。」
「右手だけじゃなく、左手も練習して良いですか?」
「ゆっくりやってみると良いですかね?」
と、思いつく限り試行錯誤をする。
Aさんの場合は、目標が低いのかもしれません。
(「ぎこちないけど、当面はクリップ出来てれば良いや。」という感じ?)
Bさんの場合は、練習意識が受け身っぽいのかもしれません。
Cさんの場合は、「慣れ」に期待し過ぎて、試行錯誤の意識が下がりがちかもしれません。
Dさんは、私が講習して来た限りは、最高レベルの生徒像だと思います。
自分で試行錯誤するのと、講師に質問するのを上手く併用できれば、すぐに上達するでしょう。
で、これはムーヴ講習でも、ロープワーク講習でも、スラブの足置きでも、ジャミングでもカムセットでも、何でもそうですね。
最近は私自身、何かを練習するときは、
「うーん、今なんとなく数こなしちゃってるなー。慣れに期待してるだけで、頭使ってないか。」
「さっきは、上手い人に答え聞くのが早すぎたかなー。受け身な姿勢で良くないかも。」
という風に、自己分析するようになりました。
ジムボルダーでも、リスク判断でも、スキーでも、富士山ガイドでも、何でも同じ。
ただ、常にDさんを演じるのは、高度なバランス感覚が必要かなと感じています。
誰だって、Aさん、Bさん、Cさんの要素は持っていますからねー。
いつかDさんになれるのではなく、人格を演じるというイメージです。
具体的な講習内容
1コマ目:
・ダブルチェック
・カラビナの持ち方
・一手一手レストする練習
・ホールドの方向を意識する
・片手バランスが整ってから、もう一方の手を離す方法
・足をスタンスに馴染ませる
・足を上げるときに、懐を開く方法
2コマ目:
・一手一手レストする練習
・エイトノットの確認
・ATCを落としにくい方法
・実際のトップロープ練習(特に、出だし落ちについて)
・クリップ練習