9月27日(日)は、マルチピッチリード講習にて、小川山。
男性SRさん、男性FKさんの2名。
<どこから取り付こうか?>
簡単なピッチを、グイグイ高度を上げるのも気分爽快でしょう。
でも、当塾講習生はマルチピッチ初心者なので、ロープワークもルートファインディングも素早く出来ません(笑)。
<登攀準備>
そんな訳で、トポ無視で登ってもらっても、ルートファインディングを楽しむくらいの余裕があるのです。
<クラック混じりの緩傾斜帯>
ただ、少し慣れてきた2人は
「中央のスラブ~クラックが面白そうだな。でも、クラックに辿りつく前が怖すぎたら、右のブッシュ混じりのクラックもありかな。」
というプランAとBを話しあえます。
<システム面に、まだ課題あり>
さらに、プランAのラインを試みて、途中敗退。
次に、プランBで無事突破。
(行ってみると、見た目よりはヤブっぽくなくて、楽しめる内容だったり。)
<立木混じりのクラック>
これを、1ピッチずつ重ねて、稜線へと出て行きます。
<稜線へ>
(特に、クラック)
ですから、今回も頂上直下に出てきたクラックを見事に完登!
<楽しい一時>
<マルチピッチ中でも、適度な攻めの姿勢を身につけて来たSRさん>
2人とも、ビックロック日吉で登り込んでいるだけありますねー。
<完登!ただし、カムが上向いちゃってます。>
グイグイ高度を稼ぐのも楽しいんだけど、こっちの方がより奥深い楽しみがあると感じます。
1日に数ピッチしか進まないこともあるマルチピッチリード講習ですが、得られるものはピッチ数では測れないと思いますよ。
<FKさんも、フリーで突破>
右往左往が楽しいとは言え、結果が敗退だとちょっと悲しいですからね。
5割~9割方登れるだろう、というルートを選ぶのは、こちらの問題です。
さて、次回はどこにしましょう。
<本日は、ここで完登とします!>
ちなみに、カムが上を向いてしまった原因は、
・カムを蹴った
・ロープの流れでカムを引っ張り上げた
のいずれかだと思います。
上を向いたら効かなくなるパターンもあるので、気をつけましょう。
<懸垂下降>
<余った時間で、スラブ練習>