10月10日(土)は、クラックリード講習にて、湯川。
男性ONさん、奈良の男性TDHさん、復習参加の男性ITさん。
<カムセットも理解して来たONさん>
だから、脱落者を出さないために、アレンジな日々。
結果的に、基礎練習の時間が、半日以上を占めるまでになりました。
<珍しく、サブタナルの出だしでカムセット練習>
1m~2m程度の高さまで登って、クライムダウンするだけです。
ここで、ハンドジャムの特性やら、クラックっぽい体勢を理解していただこうと思っております。
ちなみに、ムーヴ講習で普通に教えるべきレストについても、補講的にアドバイスすることが多いです。
<「クラックは、面白いけど難しい。」と繰り返すTDHさん>
これも、結構効果があるように思っております。
(「イメージしにくい」という不評もあるので、要改善ではある。)
<大和屋(5.7)>
説明方法だけは、日々アレンジしております。
段取りの都合上、やらない日も時々。
(講習初日は、とにかくジャミングを使ってみる時間を割きたい、など)
<台湾坊主(5.9)をトライするONさん>
で、慣れたら疑似リードというステップです。
<逸話の残るテラスを、いざ出発!>
①デゲンナーで、カムで落ちる練習
②夕方に、本気トライを何か1本
という流れです。
<本日は、混雑中>
(以前は、サクッと卒業する方にターゲットを合わせ過ぎていたのかな?)
<ITさんは、台湾坊主をR.P.>
以前より、講習生がリスクを理解してトライしてくれる分、見ている側の負担が減ったんでしょうね。
だいぶ助かっているので、もはや以前のシステムに戻すことは出来ないと思います!(笑)
<初リードで、ランナウト気味になってドキドキするクライマー本人>
具体的な講習内容
・上記の流れに沿って、個別アドバイスいろいろ
・実践本気トライ
TDHさん:デゲンナー(5.8) 1テン
ONさん:台湾坊主(5.9) 1テン
ITさん:台湾坊主(5.9) R.P.(相当昔にトップロープで登っただけなので、事実上フラッシュ?)
ちなみに、TDHさんは、経験年数の割にリスクコントロールが得意そうに見えます。
講習2日目で、デゲンナーまでリードしてもらった人は、久々ですよ。
もちろん、反省だらけなんですが、自己反省が的を得ていたのが「初心者らしからぬ出来の良さ」だと思いました。
こういう人は、一見ゆっくりでも伸び止まりにくいので、安心しております。
<無事修正するも、スリップして1テン>