12月9日(水)は、岩場リード講習にて、天王岩。
男性OMさん、女性OGさん、新潟の女性NBさん。
OMさんの本気トライ中、核心部でクリップをし忘れました。ボルト5本のルートで、4本目~終了点までが、いわゆる核心。
そこで、5本目を通り過ぎそうになったので、私からストップを掛けたという状況。
ただ、こんなことは講習では日常茶飯事です。
実際、この翌日のクラックリード講習でも、カムだけセットしてクリップしないという場面がありました。
あってはならないことで、そもそもボルト間隔の遠い岩場では、死に直結するミスです。
が、実際にはありうる話・・・。
さて、皆さんの反省ポイントを共有してみましょう。
①OMさんの反省
核心が始まる前の大レストポイント(座れるくらいの棚がある)で、「あの辺で、5本目をクリップしよう。」という点まで、オブザベの観点に加えるべきだった。
※前回の講習でオンサイトしたルートの再登であり、ついついホールドの場所や、ムーヴだけに意識が集中してしまった。
②翌日、ONさんの感想
すごく簡単なところと、すごく難しいところは、やりがち。
③翌日、HSさんの提案
ビレイヤーも、気付いたら言うようにする。
④翌日、HMさんの提案
落ちそうなムーヴの前は、最終プロテクションをチラ見するようにする。
(ランナウト具合の確認にもなる)
ちゃんと、用語で整理すると。
①ズームインする前に、一度ズームアウトする習慣をつける
②失敗しやすい状況を覚える
③、④ミスは起こりうる前提で、事故前に気付くバックアップ案を用意する
これ以外にも、方法は色々あるかもしれません。
「自分は怖がりだから、絶対そんなミスはしない。」
と思っている方。
そういう方こそ危ない、という一般論があります。
そして、本当にその通りだと実感しております。
一応、頭に入れておいた方が良いですよ。
具体的な講習内容
・ムーヴ練習
・流動分散、固定分散、独立分散(OMさん、OGさん)
・リードで落ちる練習(OMさん、OGさん)
・トップロープでの練習(NBさん)
・実践本気トライ
OMさん:クラックジョイ(5.9) 再登
OGさん:クラックジョイ(5.9) テンション掛けつつトップアウト