2015年12月12日土曜日

ガバの有効活用

12月11日(金)は、ムーヴLv.0。
女性Sさん、女性TOさん、新規女性IEさん、新規男性MTさん。
登っている最中、ガバを取ったら、即座にレスト態勢を取ってしまうのがルートクライマーです。
一方、ボルダラーは、ガバを取ったら瞬時に次のムーヴに入るようです。
僕自身、典型的なルートクライマーだなぁと実感するのは、ボルダーの終了ガバホールドを片手で取ると、瞬時にレストしてしまう習慣があること。

ガバは、レストも出来るし、思い切りよく足を上げることも出来ます。
以下は、垂壁~薄被りくらいでの、ガバの最大限活用例です。

悪いホールドを切り抜け、ガバを取ったらまずレスト。
そこで、大抵はクリップも出来ます。
で、さらに先1mくらいをオブザベし直します。
それから、ようやく次のホールドに手を出すと。

場合によって、次のホールドが悪かったら、もう一度ガバに戻り、レストし直すのもアリです。
さらに、ガバであることを利用して、次のムーヴに有利になるように足をあらかじめ上げておいてから、一手出すというのも中上級者にとっては常套手段です。
<ガバを活かせ!>

一方で、講習生でよく見るのが、ガバを取ったらとりあえず足を上げてしまうという姿です。

行動そのものはボルダー的なんですが、本人には全くその気はなく、
「なんだか、レスト出来ないんです。」
と嘆いていたりするのが特徴です。

中には、
「とりあえず、次のホールドが届く位置まで引き付けてしまうと、安心。」
という講習生も居たくらい。

ボルダラーほどではありませんが、ちょっと先を急いでいるんですね。


具体的な講習内容
・ダブルチェック
・カラビナの持ち方
・トップロープのビレイを洗練
・一手一手レストする練習
・足を上げるか否か
・ロワーダウン中の姿勢
・腰を入れる
・片手主体のバランスにしてから、もう一方の手を離す
など