4月21日(木)は、登山入門にて、奥多摩の大岳山。
女性MSさん。
研修のため、ガイド仲間のKMさんが同行。
<御岳山>
<ちょっとした岩場>
「休憩は、どのくらいで取るものなんですか?」
私からは
「普段どうしているんですか?」
「本当は、どのくらいが良いと思っているんですか?」
と一応確認してみます。
本人は、
「ザックを下ろすのは山頂だけ。」
「ちょっと、休憩しなさ過ぎだとは思ってます。」
との回答。
<大岳山>
「山の入門書だと、1時間に1回、5分~10分とか書いてあるのが多いですね。一応、それをセオリーだとして、あとは状況に応じてアレンジですかね。」
くらいの常識的な話を少々。
あとは、本人が取り入れているという、立ち休憩(ザックを下ろさず休む)、立ち止まって息を整えるだけの一呼吸、について話を聞いたり。
<山座同定も、ちょっとだけ>
「休憩中に地図を見て、次はどの辺で休もうとか考えることが多いです。地図上で現在地が分かりやすい場所だと、またそこで地図を見るときに分かりやすいですね。」
なんて言ったら、すごく納得してくれました。
<海沢大滝>
「なかなか、習慣化しないものですかねー。」
などと話していました。
<「顔出しはチョット」>
※下山は、海沢探勝路という点線ルートなので、標識も少なく、あまり整備もされていない。
そこで、いつものように私が黒子になっていたら、本人なりに地図とにらめっこ。
1つ前の分岐まで引き返し、「ここしか考えられない!」という思いと、「とはいえ、標識がないと不安。」という錯綜した思いの中で、分岐を右折。
すると・・・ですよ。
休憩中どころか、歩きながらも数分に1回は立ち止まって地図を確認しはじめました。
また、休憩中も地図が気になって仕方ない!!!
※実際には、ずっと道は合っているのですが、それを確認し続けたい気持ち。
お菓子を片手に、地図を熟読するという夢中っぷりで、こちらも嬉しくなります。
<沢を横目に>
「点線ルートこそ、1時間に1回くらい意識的に休んだ方が良いですね。道を探したり、気持ちが焦るんで、じっくり落ち着く時間が必要だと思いました。」
ですって。
休憩の意義までつながって理解できたみたいで、花丸の出来です。
他にも、行きには質問だったことが、下山中には当たり前だったことが何点か。
質問に誠実に答えることは大事なんですが、やはりプチ体験させるのが分かりやすいんですねー。