2017年5月9日火曜日

褒めてください

4月29日(土)~5月7日(日)は、GW休みにして、広島の三倉ツアー。
カメチヨ料理長と。

とりあえず、4月29日~5月1日までの3日間の記録。
<夢の国>

ツアー初日、昼過ぎにキャンプ場に到着。
東京からの運転に疲れが出たのか、怪我しそうな気配。

5.9を2本だけ再登して、翌日トライしたいルートを下見して下山という体たらく。
「おお神よ。頑張らない私をお許しください!」
<モアイクラック>

2日目。
未だに疲れが抜けず。
経験則としては、午後から調子が出てくる期待あり。

とりあえず、水晶クラック。
1P目の5.10bは、何度か登っていますが、アップにしてはハードに感じます。
若干、辛いような気も。
<ヒップクラック>

続いて、2P目。
5.11aで、興味深いことにワイド系らしい。

さすがに気合いが入って来て、 落ちそうになりつつオンサイト。
ワイドグレードにしては、だいぶ簡単目な気がしますが、他のサイズで考えたら苦労具合は5.11a相当だった気もします。
サイズ的に、私がデカイのが有利?
あとは、ムーヴがゴキブリっぽい雑な足遣いになってしまい、色々と残念。

グレードだけ見れば頑張った方だけど、自分の中ではしっくり来ない1本。

とはいえ、ルート自体は面白いから、機会があれば再登したいです。
<この後、ヒップに打ち込むことになるカメチヨ>

マルチで半日を過ごし、さらに日射にやられて、昼寝モード。
5.10aのスラブを1本登って、夕方までレスト。
<ハンドセクション>

さて、夕方に“16キロ先の幼稚園1P目”(5.11d、フィンガー~ハンド)を、オンサイトトライ。

見るからにドキドキ系のルートで、地元の皆さんからも「怖いよ。」、「カム効く場所が限られるから、オンサイトしにくいかも。」などと、不安を煽る情報ばかりがトライ直前に寄せられます。

オンサイトのために、地元クライマーがトライするのを見ないようにしていましたが、カムが抜けたらしき音や会話が聞こえて来るのが、私をビビらせます。
<2日目は暑い>

で、粘りに粘ること1時間。
どうにかオンサイト。

久々に、良いトライが出来ました。

「自分、頑張った!」
<16キロ先の幼稚園1P目>

グレード、ルート内容、自分の頑張りの3拍子揃うことは珍しく、誰かに褒めてもらいたい気分です。

ただ、地元クライマーは帰ってしまったし、私も前日までこのルートのことを知らなかったくらいなので、パートナー以外には誰からも褒めてもらえず!
<カメチヨのヒップ2日目>

後日、キャンプ場で地元クライマーに再開して、無事に褒めてもらうことが出来ました(笑)。
地元では有名な課題らしく、想像以上に褒められて、恐縮しました。

なんせ、自分でも会心の1本なので、再現性は無いのです。
実際、このツアー中に、このトライを越えるパフォーマンスは出せなかった気がします。
でも、ちょっとは褒めてもらいたい複雑な乙女心。
<宮島へ>

3日目は、早くもレスト。

「だらしなくて、ごめんなさい。」と空想上の友人に言いながら、回復に努めます。
午後から、宮島に渡って清盛クラック(ルーフワイド系の5.11c)の下見。

これは、確かに凄いです!
開拓者に感動!!!
期待に胸を膨らませて、キャンプ場に戻ったのでした。
<清盛クラック>

具体的なルート
1日目:
モアイクラック(5.9、ハンド系) 再登
ヒップクラック(5.9、ワイド系) 再登

2日目
水晶クラック1P目(5.10b、フィンガー~ハンド系) 再登
水晶クラック2P目(5.11a、ワイド系) オンサイト
ブー(5.10a、スラブ) オンサイト
16キロ先の幼稚園1P目(5.11d、フィンガー~ハンド系) オンサイト

3日目
レスト。清盛クラックを見物に。