2017年8月26日土曜日

自分流フィジカルトレーニング

8月25日(金)は、夕方がリード3回目で、女性ODさん。
夜がリード1回目で、女性HNさん。
本日の講習とは無関係に、たまにはフィジカルトレーニングに関して。
一般論は、どこにでも書いてあるので、入門書を読みなおすのが吉でしょう。

ブログに書くことは滅多にないし、初級者がフィジカルを言い訳にすると諌めることが多い私ですが、ちょっとは気にしています。
たいした話ではないのですが、参考まで。
持久力
・必ずしも、パンプアップさせて、パンプに身体を慣らすことが一番ではない。
超低負荷での毛細血管発達を狙う(無限に滞在できる状態)、など。
ちょっと不思議だが、ボルダーのインターバルトレーニング的なメニューでも、案外リードの持久力が付くことがある。
とはいえ、パンプアップした状態で登ることは、別の意義が色々とありそうなので、やる。

高負荷
・超回復が必要なレベルで追い込むには?
①良いトライをする(安易なギブアップは、ダメ)
②追い込みトレーニングをする
③トレーニング主体の日を作る
など。

私の場合、体幹がヨレヨレになったら大成功、腕がバンバンだとボチボチ、指だけが痛くて腫れたら失敗、くらいに自己評価しています。
本当に良いトライは、トレーニングに匹敵するぐらい身体がバキバキになることもある、というのが面白いところです。エキスパートな人の中にも、たまに①ばっかりという人がいるのも、分かります。
テクニックトレーニングとの兼用
・上質の本気トライは、メンタル的にも良い練習になります。リードであれ、ボルダーであれ、駆け引きもあります。
・追い込みトレーニングは、本気トライの数個下のグレードを頑張って落ちずに登ることで、ムーヴが最適化してきて、テクニックが鍛えられます。この際、ほどほどに良いトライをしないと、かえってギブアップ癖(あるいは適当に取り付く癖)みたいな悪癖が付いたりして、上質の本気トライに悪い影響を与えることがある。
・コツを要するトレーニング。この手で有名なのはキャンパシングですが、私はほとんどやらないので説得力ゼロ。個人的に好きなのは、強傾斜の足ブラからの腹筋と振り子運動での復帰(特に苦手なので、調子が出てくるとやりたくなる)。
焦点化
・前述のテクニックトレーニングとの兼用と矛盾するようだが、テーマは絞るほどに集中できて成果も出やすい。兼用は、欲張りなことだと自制すべし。

フォーム
・悪いフォームは、大きな筋肉が使えずに、指や腕だけが疲労してしまうため、上述の話は水泡に帰す。
小中高とほとんど運動して来なかった私には難しい注文だが、クライミングを通じて基本的な身体の使い方を覚えることも大事。もちろん、50代でクライミングを始める上に、学生以来運動らしい運動をしてこなかったという講習生もいるが、故障率は当然高くなる。

健康的な生活、体力維持
・超回復を本当に狙うのであれば、普段の生活は大事。
食事、睡眠、軽い準備体操などで血流促進、などなど。ただ、個人的には一番モチベーションの浮き沈みの影響が出て、サボることが多い。

まぁ、私も富士山に1ヶ月弱いたことで、あまりにもボロボロになり、この1ヶ月は1度も外に遊びに行く気が起きないほど。メンタルも、身体の芯も、ダメダメになりました。ようやく身体が戻って来て、また楽しくなってきました。
とりあえず、ジムが・・・(笑)。でも、こういう時期も、色々と自分を見つめなおせて良いです。