2018年1月12日金曜日

日記の続き

最後のレスト明け。
1月1日、2日の2日間の記録。
<初日の出の懸垂下降>

今日は、3人とも気合い入りまくりです。
ここまで、1P目にある大部分の5.10台を登り尽くして来たカメチヨ先生が、トップバッター。
<初日の出とNMさん>

前日から緊張し、イメトレしてきた、5.11-へのオンサイトトライです。
<とこしへ(5.11-)のカメチヨ>

無事に成功し、「いや、むしろ今までのやつより簡単だった。」と拍子抜けを露わに(笑)。
<オンサイト成功!>

続くNMさんは、もう少し5.10で慣らしをするため、アマテラス。
色々と危ない目にも遭いつつ、2擊。
<アマテラス(5.10)で、いわされるNMさん>

私は、燻銀(いぶしぎん)(5.11-)が目標です。

再びグレードは落としたように見えますが、オブザベの印象ではムーヴが読めない1本です。
クラックのサイズは極細。
0番~000番のセクションが難しそうなため、そもそもNMさんが合流して、その辺のカムが3セットになるまで取り付く気になれなかったルート。
<燻銀(5.11-)>

いざ、オンサイトトライ。
核心は下部っぽかったので、1時間ほど行きつ戻りつして、とりあえず一旦地上まで降りることに。

カムセットと、大体のムーヴを頭に入れて、午後のトライに賭けます。
<細いっす!>

一応、オンサイト権がある2トライ目。
イメージしたムーヴは、やはりちょっと違ったようで、結局は何度も行きつ戻りつ。

40分ほどで意を決して突っ込みます。
00番、000番がバチ効きとは言え、散々ビビって吠えまった挙句、ムーヴに手詰まってテンションコール。

で、ハングドッグしたら何とすぐにムーヴが出来ました・・・。 
上部は5.10台っぽく見えたので、そこからエイドダウン回収。
<何度も、このテラスまで戻って仕切り直し>

あとは、夕方の最終トライ。
どうにかR.P.できました。

トポにも「指が太いと感じるグレードは上がるかもしれない。」とありますが、私は5.11+に感じました。
<つくよみ(5.10)のカメチヨ>

初日の後半は、カメチヨ先生も、NMさんも残った5.10に取り組みます。
2人ともアマテラスが最難に感じたのか、NMさんは2擊、カメチヨは翌日の宿題に。
<無事にフラッシュ>

<渡津海(5.10)をオンサイトするNMさん>

<足場は広々>


明けて最終日。
いよいよ、5.11-に取り掛かるNMさん。
<2日目の朝>

とりあえず、とこしへ(5.11-)は無事にオンサイト!
<とこしへ(5.11-)のNMさん>

が、ここへ来てアマテラスのムーヴが解決できそうで出来ないカメチヨ。
<アマテラス(5.10)>

私は、アマテラスの2P目にある、やたがらす(5.11-)が本日の目標です。
<アマテラスをフォローする私>

昨日のシンクラックに比べたら、だいぶ広い!
0番~1番が主体のサイズ感で、ジャムも所々効きます。
コーナーとしても、昨日のよりはだいぶ使いやすい!

ただ、脆いので固めどりしまくっていたら、案の定終盤にカム切れを起こして、またしても1時間越えの魂のオンサイトに・・・。
<やたがらす(5.11-)>

降りたら、「立ってるのも辛い。」という疲労具合だったので、午後は2人のビレイヤーに徹します。
<アマテラスを打つ>

<ことぶき左(5.11-)>

NMさんが、もう1本5.11-をオンサイトトライ。
が、こちらは惜しい感じでテンション。 

ジムっぽくて得意系とのことでしたが、「オンサイトトライは、頭もパンプしています。」との言葉が印象的。
<こちらは、2擊>

NMさんは、夕方の最終トライで無事に2擊。

「来てよかったー!」
と、もう1本のオンサイト以上に嬉しそうでした。

長期ツアー、御一緒ありがとうございました!
そして、写真提供もありがとうございました!
<撤収>

今回のツアー、3日目から計6日間を神須の鼻で登りました。
初日は瑞浪、2日目は神須の鼻の裏面だったので。

主な結果。
①神風(5.11) 2トライして敗退。
②ことぶき左(5.11-) O.S.。
③カムイ(5.11-) O.S.。
④ことぶき右(5.11+) R.P.。
⑤燻銀(5.11-) R.P.。
⑥やたがらす(5.11-) O.S.。

この手のクライミングだと、5.11-が自分にとって一番練習になるグレードという印象です。
5.11、5.11+となると、エイドしやすいレベルにカムが効くルートで、どうにかR.P.に持ち込めるかどうか。

フィンガー~ハンドだと、5.11ぐらいが一番楽しめるグレードと感じていますから、やはりここは少しオンサイトしにくい印象です。
神須の鼻は、プロテクションが難しいので、私に限らず、全員ちょっとグレードを落とし気味にオンサイトトライを楽しんだほうが良さそうです。

かなり怖いけど、今見返しても景色も岩も、超上質なエリアですねー。