2018年6月25日月曜日

ワイドの季節

6月22日(金)は、自分のクライミングにて、瑞牆。
カメチヨ先生と。
<魔天岩の近くの沢。ここは、好きな景色。>

土竜の投稿に対するページビューの数が、普段の3倍以上で驚嘆しています。
300以上です。

どうやら、ワイドクラックの波は本当に来ているようです。
<小春日和(5.10b)をフラッシュトライする、カメチヨ>

思うに、夏はワイドクラックに適しています。

まず、そもそもワイドは涼しいです。
瑞牆、小川山のように標高が高いのは、この時期には有難い話。
<スクイーズ>

第2に、そよ風が抜けるチムニー、肌寒さすら感じる洞窟、それ程じゃなくても日陰のルートが多いです。
<迫力あります>

そして、さらに瑞牆の稜線近くまで1時間ちょっとのアプローチを歩くと、すごく涼しい岩場に辿り着きます。
不動沢の摩天、弁天などなど。
この時期でも、ビレイはダウンが必要だったりします。

で、そういう岩場は登っている人数が少ないので、細かいホールド(5.11aの垂壁とかに出てくるようなカチとか)は安定していないようなイメージです。

ただ、そういう状況で影響を受けにくいのが、ジャミング、ニーロックなどのオポジション系のテクニックです。
なんせ、ホールドが欠けにくいし、小さなスタンス1つ掛けたぐらいじゃぁフォールに繋がらなかったり(笑)。
<2時間のトライにて、フラッシュ成功。が、その後はカムスタックでハマる。>

「そんなのは、所詮5.10台だからでしょ。」
と思うかもしれませんが、侮るなかれ。
信じられないほどの充実感、ときには途方も無い敗北感を味あわせてくれるのが、ワイドクラックです。

ワイドに限った話ではありませんが、5.10台を安定して登ることは私の生涯目標の1つです。
<めちゃくちゃ涼しい道祖岩の裏>

具体的に登ったルート
・小春日和(5.10b、OW~スクイーズ) O.S.。
30mということもあり、1時間の長丁場トライにて、ようやっと終了点へ。辛いという評判を、何人かから聞いて警戒心たっぷりで取り付いたせいか、遅いけど登れた。「傾斜が垂直以下に殺せるので易しそうに見えるけど、やってみると意外と難しい」という点には、強く共感した。グレードは、ちょっと辛めかな?
カメチヨ先生のカムスタックなどが発生して、トップロープでもう1回登ることに。ムーヴ練習に充てたかったが、安心感から雑になってしまい、普段以上に擦り傷を増やしてしまった。

・家路ルート(5.10b、ハンド~フィンガー) O.S.。
夏向きの涼しいルート。ただし、人気が無いのでポロポロ。例によって、グレードの割に苦労しました。

・ダッコちゃんクラック(5.9、ハンド~フィスト主体) フラッシュ。
これまた夏向き。やっぱりグレードの割に苦労しました。

3本で、もう満腹。
以前に増してヘタレかもしれませんが、ご容赦を。
<ダッコちゃんクラック(5.9)>

<無事にO.S.する、カメチヨ>