2019年4月2日火曜日

レッドポイントの初歩に立ち戻る

3月26日(火)は、ムーヴLv.0。
男性NMさん、女性OJさん、女性ITさん、女性GTさん。
NMさん、OJさんは、ジムリードに進んでO.K.としました。

3月28日(木)は、ムーヴLv.0。
女性THさん、男性HGさん、男性IDさん、復習参加の男性Nさん。
3人とも、ジムリードに進んでO.K.としました。

3月29日(金)は、リード3回目。
男性KTさん。
レッドポイントは、
「何回事前に練習したとしても、最終的に1回リードで完登したらO.K.。」
という話です。

で、これの面白さ、なかなか伝えづらいものです。
しかも、「何回も同じのをやると飽きちゃう。疲れちゃう。」と言う初心者も多いものです。
オンサイトとレッドポイントのどちらも楽しめないと、上達には相当の支障があるように思いますので。

今回は、心構え的なことは抜きにして
「レッドポイントは、どういうゲームなのか?」
という点だけにフォーカスしてみます。
まず、テンションを掛けて、分解すれば全てのムーヴが出来るルートを想定します。
あるトライで、最終局面で力尽きてフォールorギブアップしました。

初心者さんは、「こんなに疲れちゃったから、次は出来る気がしない。」。
周りは、「今のトライで惜しかったんだから、修正すれば絶対登れそう。」。
という状況です。

次のトライで、これを完登するためには、何をすべきでしょうか?

①最終局面で、疲れていても出来そうなムーヴを探す
②序盤~中盤で、ムーヴを間違っちゃって、消耗が大きかった場所を覚えておき、次は間違えないようにする
③序盤~中盤で、もうちょっと楽なムーヴが無いかを考える
④最終局面までに、もうちょっと楽にレストできるところが無いか考える
⑤体調を整えて、全く同じ動きをやったとしても、前回よりも少しだけ楽に感じられるように工夫する

など。
(ムーヴ記憶が極度に苦手、と言う人は、それはそれで対策を考えましょう。)
①~④の要素は、戦術的ゲームだと思います。

⑤は、結構複雑です。
同日の2トライ目、3トライ目となるにしたがって、出力が落ちてしまいますから。
かと言って、「今日は無理!」と諦めると、次に来たときにムーヴの記憶が曖昧だったりします。

つまり、①~④だけなら、トライ数が多いほど簡単になって行くゲームです。
「このトライは、根性振り絞れば登れるかも!」というタイミングがあり、そこで決められれば大成功。
しかも、そのタイミングを逃すと、今度は⑤の要素で次の出力不足に陥ったりして、ハマってしまうことも。
(限界的な難しさでなければ、それでも日数を掛ければ登れたりします。)

あとは、ルートと自分の状況に合わせて、①~⑤のどの手を打っていくのかを考えます。
「数打てば登れる。」と言われますが、修正なくトライしたのでは進捗は時の運となります。
なるべく熟慮して、良い手を探して行きましょう!