4月29日(月、祝)は、岩場リード講習にて、天王岩。
男性SKさん。
同じく、5月3日(金、祝)も、岩場リード講習にて、小川山。
男性SKさん、女性YIさん、男性NMさん、男性FMさん。
<ムーヴ練習中>
・ランナウトしていて、グランドフォールが確実視される
・テラスに激突が予想される
・その他、落ちた場合に怪我のリスクが大きい
反対に、落ちても大丈夫な場面、というのもあります。
・信頼できるボルトに、クリップした直後で、トップロープ状態とみなせる
・わずかにリード状態(初級者ならば膝下ぐらい)にあるが、テラスなどの障害物がなく、安全にフォールできる
<リードで落ちる練習>
「白黒はっきりさせると、自分の行動指針が決まって良いですよ。」
というのが、リードの基本だと思います。
<小川山>
・リラックスできる
・ちょっと思い切りが要るようなムーヴもこなせる
・理想的には、ジムボルダーやジムトップロープと同じくらい頑張れるはず
黒(危険)ならば
・岩が欠けてフォールしても、大怪我だと自覚せよ
・次のボルトまで安全に辿り着けないと判断したら、下のボルトまで戻るべき
・思い切りの要るムーヴは、原則やるべきでない
白か黒かで行動指針が異なるので、クライマー本人が自分の状況を知る必要があります。
<アプローチ練習>
さて、次によくある初心者心理として。
「落ちるのが怖すぎて、ルート全体が黒寄りのグレーに感じてしまいます。」
というもの。
(本人は、ここまでハッキリとは言語化しませんが・・・。色々尋ねると、結局はこれに行きつくことが多いです。)
<スラブ練習>
・落ちても大丈夫なのかな?とにかく、怖すぎて落ちたくない。
ということになります。
これが、ルート全体に渡って続くというのは、なかなか厳しいものがあります。
心理的にも、リードしたいという気持ちを削ぐでしょうね。
<リードで落ちる練習>
講習生が、よくする発言や行動を思い起こしてみます。
①「ビレイされているんだから!」 、「自分を信じろ!」、「怖いって思うな!」などと、自分を鼓舞。(白として振る舞っている?)
②「怖いから、テンション出来るところまでクライムダウンします。」(黒として振る舞っている?)
①を選びがちな人、②を選びがちな人、どちらも居ると思います。
その日の気分などにも、影響されるでしょう。
ただ、第3の選択肢として、クリップ済みのヌンチャクを目視するなど、白か黒かを再度見つめ直すというのもあります。
<ムーヴ練習>
(大丈夫そうな気もするけど、怪我のリスクがありそうな気もする。)
この場合は、黒として振る舞うしか仕方ないでしょう。
<動画撮影>
全部がグレーに感じちゃう、というのも分かりますけどね。
少しずつ、解消して行きましょう。
実践本気トライ
FMさん:かわいい女(5.8) ハングドッグして、ムーヴ解決してトップアウト
NMさん:Song of Pine(5.8) O.S.
<白か黒か、それともグレーか>