12月2日(水)は、リード1回目にて、男性YKさん、男性ONさん。
12月3日(木)は、ムーヴ講習にて、新規女性SYさん。
12月4日(金)は、リード講習にて、男性STさん。STさんは、ジムリード講習を卒業といたしました。
17年前〜10年前ぐらいに、ちょくちょく一緒に登っていた先輩が、言っていたこと。
「クライミングってのは、2つの大事なことがあるんだよ。1つは、塗り絵を塗ること。もう1つは、お買い得を登ることだよ。」
(声とテンションは、裏返るくらいに高い。)
塗り絵というのは、岩場で言えばトポです。
〇〇ルートを、登ったチェックを付ける意味です。
「あそこのルートは、(十分登れるグレードだけど)まだ登ってないからね!登らなくっちゃ!」
という具合です。
お買い得については、友人知人に会うたびに、「あそこの岩場の××は易しめだよね。何々さんが何日で登ったぐらいだから、きっと簡単めだよ。でも、あの人は〜〜に関しては強いから、油断ならないんだよ。」などと情報分析に勤しみます。
実際、グレード更新は大抵の場合はお買い得から始まるのだから、お買い得情報集めに心血を注ぐべきだ、という意味です。
基本はネタなんですが、半分本気で言っていたような・・・。
達成感とか、練習で得たものをトークする時間より、お買い得情報の会話が長い・・・、など。
昔から言われるように、「クライマーとは、ルート収集家である。」という極論です。
(開拓者、セッター、などのルートを作る側の人間は、ちょっと別として。)
本当は、ルートの数やグレードではなく、
・O.S.やR.P.の達成感
・そこまでの過程(スタイル、本人の中の葛藤、大袈裟に言えばドラマ)
・練習で得たもの
などに目を向けたいものです。
しかし、僕も「あれは、まだ登ってない。〜〜さんは登ったらしいよ。」みたいな情報が気になる凡人です。
本質7割、収集癖3割、という感じで生きるのが現実的ですかねー。