2021年1月28日木曜日

何回か練習してムーヴを成功させる

1月19日(火)は、ムーヴLv.0にて、MBさん夫妻。
1月21日(木)は、ムーヴLv.1にて、女性STさん。
1月23日(土)は、リード講習にて、女性YOさん。(実際には、久々のクライミングということで、ムーヴ講習を行いました。)

講習とは関係ないのですが、自分のクライミング中に特に意識していること。
ここ2週間ほど、インドアボルダリング主体なので、自然とスポーツ的な思考が高まっています。

1回目で失敗したムーヴを、試行錯誤して成功させる場面において、なぜ出来ないかを分析します。
典型的には、ボルダリング。リードのハングドッグで、核心ムーヴを探る際も同様。

A)できなかった理由の場合分け。

①手順・足順・足位置・ホールドの持ちどころ(つまり、シークエンス全般)を間違えていただけで、変更したら1回で成功した。
⇨作戦ミス、オブザベミス。自分の頭が悪かった。

②どの型を選択しても、1回では成功できない。動きのコツを掴んで、ようやく成功した。
⇨現状の技術では、1回で成功しないのは仕方なかった。自分が下手だった。

③どの型を選択しても、フィジカル的に不可能、もしくは指などの小さな部位に大きな負荷を感じる。
⇨自分が弱かった。

B)自分への戒め

①なのにフィジカルのせいにしたら馬鹿であるが、そもそも①を頻繁にやっている時点でボケている。特に、リードのオンサイトすべきルートにおいて、核心部の失敗は①に起因する。
個人的に、それほどオンサイトに拘らないボルダリングだとしても、①を繰り返すことは無駄打ちになり、動きの技術習得にはなっていない。
(初級者が、①中心なのはオブザベができないから。)

②は、本質的に正しいムーヴ練習だと感じる。インドアボルダリングに限って言えば、これが正統派の練習とすら思う。ただ、それなりに集中したら数回で習得できるものを、ダラダラと無駄打ちする傾向が自分にある。反対に、数回で成功しそうなムーヴは嗅覚で分かることが多いが、数十回で成功できるムーヴは嗅覚が働きにくい。これは、リード中心でやってきた自分の弊害でもある。

③は、その課題を一旦離れ、しかし心の片隅に置いて登ること、生活すること。何かしら、土台が足りない。(フォーム、基礎的な技術、生活習慣、メニュー、など)

10年前から同じ思考な気もしますが、以前より理解が深まったような気もします。
一生、そんなもんですかね。

2021年1月25日月曜日

お知らせ

1月30日(土)に、クラックムーヴ講習の予約が入りました。

希望は、ワイドです。
参加条件は、クラックの5.9以上を3本オンサイトorフラッシュしていること、です。

頻繁に予約が入るクラスではないので、興味のある方は是非とも御参加くださいませ。

2021年1月24日日曜日

クラックリード講習で、リード&フォロー

1月16日(土)、17日(日)は、クラックリード講習。
1日目は、復習参加のNSさん夫妻。
2日目は、男性KYさん。
<チムニーのトンネル>

初日は、復習参加で御夫婦のみということもあり、ちょっと趣向を変えて。
終了点の立木がイマイチな位置にあるルート(すごい奥の方にあるとか、トラバースした先にあるとか)をトライしてもらうことに。
普通に立木で懸垂下降したら、カム回収できなかったり、ロープが引き抜けなくなるパターンです。

いくつか方法はありますが、今回はリード&フォローで立木に2人とも上がり、懸垂下降で地上に戻るというもの。
要するに、マルチピッチの1ピッチ版として、フォローがカム回収を行うというもの。
<トップアウトして、歩いて終了点にしたい立木を探す形状>

結論だけ言うと、やって良かったです。

マルチピッチ講習で教えているような注意も、色々とできました。
ロープワーク講習や、岩場リード講習の終了点作業で何度か話しているような内容も、色々と確認できました。
そして、本人たちなりに、色々と反省するべき点も見つかったようです。

ジャミングやカムセット、ムーヴなどは何にも講習しないで、ひたすら安全管理面やシステム面を強化したという意味で、ほとんどマルチピッチ講習と同じ流れでした。
(2本、リード&フォローで登りましたが。)
<KYさんは、通常メニューでエイドをやったり、本気トライをやったり>

よくよく考えると、クラックの真上に立木がある方が大多数という保証はなく、むしろ極端に恵まれたルートだとすら言えます(笑)。
岩を登るとは何ぞや、という感じですね。

2021年1月23日土曜日

最近よく見る発信者

新型コロナに関して、様々な考え方があると思います。

・医療崩壊が始まっているのは、本当なんでしょう。
・行動制限や自粛で、鬱気味になっている人が多いのも、本当なんでしょう。(これは、講習生とのやり取りでも、ある程度実感できる。)
・経済的に困っている人がいるのも、本当なんでしょう。
・実際の感染リスク云々ではなく、自分が我慢しているのに他人が我慢していないのが気になる、という人がいるのも分かります。

また、世間さまには「本音と建前」があるため
・仕事上は基準を高めにしているが、プライベートは緩め。
・大企業や公の団体は高めだが、個人事業は緩め。
・マスメディアの報道はド正論、視聴者の実生活は緩め。
などが多いことを実感していますが、ダブルスタンダードで混乱するのも分かります。

多くの業種に休業要請はしないけど、お客さんに自粛を促すというのも、相当微妙なニュアンスですよね。
「売り上げ半減で、ギリギリ潰れないで頑張ってね。」
と皆が分かって、自粛する人としない人に分かれる構図かなと思っています。
お客さんが減れば、感染リスクも下がりますしね。

現状、個人の感染対策の限界という判断で、色々な政策が取られていますが、
「とはいえ、個人の感染対策&自粛もよろしくね!」
という言葉は付いて回るので、情報を追うだけでも気持ちが疲れてきます。

自分自身、極端な思考に陥らないように気をつけたいものです。
・家に閉じこもり、鬱に近づいていく。
・他人に攻撃的になる。
・感染対策を完全放棄する。
など。

ワクチンの効果がどうあれ、あと何年か続く可能性を考慮して、適当に付き合って行く覚悟は必要かと思います。
ここ1年で、「結局は感染症の専門家の意見が、一番の未来予測だな。」と感じたので、個人的なお気に入り発信者を挙げます。

第1位
宮沢孝幸 京都大学准教授。
100分の1作戦を提唱。
https://www.keinet.com/seiryous/wp-content/uploads/sites/349/2020/07/636e29c2b3e74dcf3b45887fb4b00752.pdf
YouTubeなどでも、積極的に発言。
ステイホーム、時短要請などに懐疑的なので、政策批判多め。
敵も多そうなだけに、日本の表現の自由を感じる。

第2位
政府分科会 尾見さん、西浦さん、押谷さんなど多数。
マスメディア報道だと、感情無視のド正論を言うイメージだけど、それは切り取り報道なので。実際に会見している様子とかNHKスペシャルに出ている様子を見ると、印象が異なる。
「感染リスクの高い行動は、今だけは控えて。」、「なんでも自粛というのは辛いし、夏の間の経済優先も仕方なかったと思います。誰が悪いわけでも無い。」などの言葉選びも優しい。「どうしても〜〜したいなら、こういう対策を取ればマシ。」などの妥協案提示も多い。
尾見会長は優しい口調だけど、西浦さん、押谷さんは明快な回答なので何となく役割分担を感じる。

第3位
忽那賢志 国立国際医療研究センターの感染症医師。
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/
医師の立場から、現状のヤバさと注意事項を淡々と語るスタンス。悲鳴を上げて、自粛しない人や政策を非難するニュアンスが低いので、読んでも疲れにくい。

第4位
岩田健太郎 神戸大学教授、医師。
感染者数を徹底的に抑え込み、それからしか経済は本格始動しない。withコロナは有り得ない。定期的なロックダウン戦略は、経済を破滅に導く。といった主張。
明快な語り口だが、違う主張には相当批判的。
自分の立ち位置によっては、責められているような気がして落ち込む人もいると思うので、YouTubeなどを見る際は注意。

どの人も半分も発信を追っていないし、僕の無理解もあるかと思います。
それぞれイチオシ政策は違っても、個人レベルの話は似たようなことを言っているなとも思います。僕の場合、自分なりに妥協点を探すための材料として情報収集するスタンスですし。
専門家より、一般人の我々の方が極端に走りがちってことですかね。

2021年1月20日水曜日

ロープ足絡み問題を、さらに考える

1月14日(木)は、自分のクライミング。
ロープが足に絡んで、反転フォールすることがあります。
本日のパートナーが見事にそうなりました。(怪我は、大したこと無かった様子。)

まずは、どんな状況で足が絡むのかを分類します。

ケース① 足の裏にロープが入っているのに、気づかない。
たまに、クライマーが気づいておらず、ビレイヤーから「足、入ってるよ!」と声掛けすることがあると思います。
初心者のうちは頻繁に言われている人が多いですが、フォールに慣れてくると脹脛や足首裏にロープが触れている違和感が怖くなってくるので、大抵は気付きます。

ケース② ムーヴ中に入る。
・乗り込みムーヴで、足首裏にロープが入り込む。
・流している(フラッギングしている)足が、ロープの裏に入り込む。
などが代表的です。

ある程度登れる人でも原理を理解していないため、「次のムーヴで、足に入っちゃうかも。」という予測ができない人もいます。
また、「本気トライ」=「イッパイイッパイで先を目指す」という理解だと、一生この間違いは減らないかもしれません。

①、②とも、止むを得ないケースもあると思います。
・落ちない前提で、絡んだまま通過する。
・フォール開始時に、必死に足を抜く。
といった、苦肉の策もあります。
つまり、上級者が絶対に足首裏にロープを入れないで登っている訳でもないだけに、それを見て我々がどうやって真似するべきかの判断は難しいと思います。
ケース③ フォール中に入る。
予測が難しくて厄介ですが、おそらく今回はこれだったと思います。

・フォール直前までは絡んでいない。
・フォール開始時に、身体が回転し、正対だったものが側対になって落ちる。
・その際に、ロープと足の位置関係が変更される。
⇨完全に壁から離れているので、ジタバタしても改善される見込みは薄く、反転せざるを得ない。

詳しく考えたい方は、
・ボルト足元+1m(?)ぐらいのランナウト。登っている場所は、ボルトから見て1m(?)ほど右。(つまり、ボルトの右上。)
・どっかぶり。
・ロープは、股の間。
・フォール開始前は正対、フォール開始時に右向きの側対。
という状況を詳細に立体的にイメージすると、絡むはずだと分かると思います。
こういうのって、理屈を理解しても、再発防止策を考えるのが難しいですよね。
安全に振りすぎると良質な本気トライはできないし、ムーヴ中に可能なロープ裁きには限りがあるし。
しかし、何事も知っていると登りが慎重になるのは、経験上は間違い無いです。

自分がトライしているルートではないのですが、回転落ちのリスクについて目の当たりにしたのは良い経験でした。
ロングフォールだっただけに、ジタバタも凝視できたので。
具体的に登ったルート
・5.10a 再登
・5.11a 再登
・5.12b フラッシュトライで全然ダメダメ。一番の核心までも辿り着かず!いつものハングドッグからのムーヴ分解&暗記。2時間ほど休んで、2トライ目でギリギリR.P.。

最近、核心までも行けないトライばかりで、辛くなってきました。
もう少し、勝負になるぐらいの難易度をやらないとダメっす。
石灰岩、持久系、5.12前半は、ほとんど勝負にならない、という残念な事実が分かりました!

2021年1月18日月曜日

ムーヴをもっと教えたい

1月5日(火)はムーヴLv.0にて、女性IGさん、男性MBさん。
1月6日(水)は岩場リード講習にて、女性HNさん、男性UDさん、男性STさん、女性MHさん。
1月7日(木)はムーヴLv.1にて、男性YDさん。
1月10日(日)は、岩場リード講習にて、男性STさん、新規男性MZさん。
1月11日(月、祝)はジムリード講習にて、女性YOさん、復習参加の女性KDさん。
ムーヴについて、より深く講習したいと、常々感じています。

5.12どころか5.13をR.P.するような人でも、壊しそうなフォームの人もいれば、全くと言っていいほどオブザベが出来ない人もいます。
最近、知り合いだけでも1人や2人ではなく、岩場でも色々な人を見るので考えさせられます。
(オブザベ能力は皆無でも、ハングドッグからのムーヴ暗記は案外大丈夫、という人も結構多い。)

そういう人とは、「あそこのムーヴって、〜〜するか、××するか迷うよね。」とか、「小さいと、ここが不利だけど、あそこは有利っぽいよね。」とか、会話ができず、寂しいものです。
また、ムーヴ解析力が低いと、「あそこのムーヴは、失敗すると〇〇っぽい感じでフォールするから、そんなにランナウトしてなくても受け身が難しいよね。」という会話にもなりません。
一方で、僕も最高R.P.グレードが5.13aなので、彼らの方が優れていることもある、というのは間違いありません。

・私の体重が重い
・女性のカチの保持力がルートによっては非常に有利
・人によっては、体幹トレーニングなどを非常に真面目にやっている

といった分かりやすい項目が全てなのか、それ以外もあるのかは不明です。
ちなみに、強いボルダラーがリード初心者ながら5.13を登るような場合は、オブザベや落ちる態勢の会話は弾みまくりです。
他のリード所作(様々なリスク認知、など)は初心者なのですが、そこだけは楽しめます。
ムーヴ解析力が無くても、5.13ぐらいのR.P.はできるのかもしれません。
「身体を動かして、気付いたら正解ムーヴになる。」という繰り返しは、子供の運動学習に近いものがあります。
(そして、それは完全否定されるものでも無い。)

でも、クライミングって、ムーヴを考えるスポーツだったような気がします。
高グレード(特にR.P.)を目指すことと、必ずしも完全一致はしないかもしれません。
しかし、クライミングを楽しむ上で、核になるのはムーヴでしょう。

オブザベ、フォーム、丁寧さ、といった言葉に集約されますが、どれも奥深くて終わりが見えません。
それが分かるだけに、経験者ほど講習には来ないというのも理解できます。

ただ、オブザベ段階から「このルート、ムーヴが(ありきたりでは無いから)面白そう。」と言えるムーヴ予測力があるだけでも、クライミングは楽しくなると思います。

2021年1月13日水曜日

快刀乱麻R.P.

1月4日(月)は、二子山。
わたルンルン先生と。
<アップは、祠エリアで>

何年か前にトライして、ムーヴが出来なかった快刀乱麻。
ヨレた状態だったのを後悔し、次回はフレッシュな状態と心に決めていた課題です。

そのとき持っていた100岩だと5.11c。
PUMPトポだと5.11d、関東周辺だと5.12a。

5.11cだったものが「さすがに辛いっしょ!」という意見が一定数ある、という感じでしょうか。
<本日は、快刀乱麻で知り合いとセッションできた>

実質、出だし数メートルのボルダー課題。
悪魔の指の裏側で完全レストできるため、上部セクションとの足し算は、ほぼ無意味。(少なくとも、R.P.に関しては。)

二子で、ちょっと人気が無いのも理解できます。

R.P.の場合、繋げ核心のルートでは持久力が試され、こういうルートはボルダー能力勝負になるからでしょうね。
「繋げ核心のルートを、通ってR.P.する。」というのが、二子の王道みたいな雰囲気ありますし。
<振り返るな(5.13a)をトライする、ルンルン先生。あとチョット。>

具体的に登ったルート
・孫悟飯(5.10c) 再登
・話がピーマン(5.10a) 再登
・快刀乱麻(5.11c〜5.12a) 1トライ目で、ハングドッグしてムーヴばらし。2トライ目にてR.P.。通算2日間。
・ホテル二子(5.11c) 再登
・オララー(5.11b) 再登(前回、惜しいところで落ちたのが心残りだったが、今回も相当際どくなってしまった。)

「とりあえず、心のシコりが1つ取れた」という1日でした。
次に行きましょう。

大堂へ

12月26日(土)〜1月2日(土)は、城ヶ崎&大堂海岸。
カメチヨ、WNさんと。
<この日は、ひたすらユマーリングするWNさん>

西日本の予報が微妙につき、初日は城ヶ崎。

先日チークボーンのために訪れた「あかね」を再訪。
ユマール練習を兼ねて。

まぁ、大堂に行っても、モンキー以外は割と山っぽいイメージですしね。
<トポに載っていないワイドをトライする、カメチヨ>

具体的に登ったルート(その①)
・トポに載っていないワイド(体感5.10a、上部で大味に合流) O.S.
・大味(5.10a) O.S.?(上部は再登)

2本しか登ってないんですが、どちらも結構な時間が掛かり、充実してしまいました。
改めて、身の程を思い知るという展開に。
<昼寝>

<夕方の最終トライ>

<夕方のユマーリング>

2日目は、大堂までの移動。
3日目は、東のエリア。
<東のエリア>

アプローチを当てている自信なく、「あるクラックを適当に登ろう。」という覚悟で懸垂下降してみると、案外当たっていました。

100岩にはルート1本だけの紹介ですが、実際には少なくとも何本か登れそうなクラックがあるという情報がありました。それも頼りに、各自適当なクラックを登ります。
<ルート名不明のハンドクラック(5.8?)でアップするカメチヨ>

<東のエリア>

<トポに載ってないクラックを登るWNさん>

<結構脆い>

<抜け口は脆すぎて、トップアウトを断念>

<エイドダウンで、無事に帰還>

<青い悦び(5.9)をO.S.するカメチヨ>



<例のハンドクラックをO.S.する、WNさん>

具体的に登ったルート(その②)
・ルート名不明のハンドクラック(体感5.8) O.S.
・クレオパトラ?(5.10c?、フィンガー系) R.P.2トライ
(「5.10中盤のプロテクションが良い課題で落ちちゃった」と言いたいところですが、最近の自分の戦績を振り返ると、妥当な結果なんじゃないかと思います。)
・黒い悦び(5.11a、ワイド系) R.P.2トライ。
 散々悩んだ挙句、足先行で出撃するも、トラバース終盤にヒール&トウが抜けてきてギブアップ。ハングドッグ後に、フェース主体、ワイドはレストやカムセット態勢に使う程度、というムーヴ構成でR.P.。
4日目は、未公開エリア。
終了点を含めて残置物なしの、完全トラッドエリア。

トポをいただいたものの、やはりアプローチで迷ったり、終了点工作に悩んだりしつつ。
<結構怖い系の5.10bをO.S.するカメチヨ>

<5.9をトライするWNさん>

<残念ながらテンション>


<そして、夕方に2撃>

具体的に登ったルート(その③)
・5.10b O.S.
・5.9 フラッシュ
この日は連登だったので、これで満腹気味。
<アプローチを登り返す>

5日目は、レスト。
<WNさんの希望で、足摺岬を再訪>

6日目は、雪のためレスト。
駐車場探し、別アプローチ探しなど、を半日ほど。

7日目は、彫刻岩周辺へ。
<お座敷エリアの下を歩く>

しかし、寒波の影響で小雪が舞ったり、風が冷たかったり、コンディションは劣悪。
さらに、アプローチの岩も濡れていて、結局彫刻岩の下まで辿り着けず。

例によって、適当に見つけたクラックを登るという展開に。
<寒さで体調不良になって敗退するカメチヨ>

<ハングドッグしてムーヴ解決するWNさん>

<1本を登るためだけに、懸垂アプローチするルート>

<さらに、フォローしてもらう必要もある>

<斜上クラックを2撃するWNさん>

具体的に登ったルート(その④)
・彫刻岩の左にあるハンド〜フィストクラック(体感5.8、終了点が無いためクライムダウン回収) O.S.
・写真の斜上クラック(体感5.8) O.S.
・写真の懸垂下降して取り付いたクラック(体感5.8) O.S.

そして、8日目は東京への移動。

目ぼしい成果も無いですが、色々できた気もする4日間のクライミングでした。

2021年1月9日土曜日

夜の二子

12月24日(木)は、自分のクライミングにて、二子。
S本先生、わたルンルン先生と。
<5年ぶり(?)の弓状>

S本先生は、夜の二子が好きだと言います。
人もおらず、案外暖かいことも多く、雰囲気も良く、ジムのようにルートは横並び。

昼間の本気トライが終わってから、ヘッデンで何本か追い込みトレーニングをするのが、とても楽しいそうです。
曰く、明るいヘッデンを用意することが、大変重要だそうで。

<手慣れた感じ>

この日は、僕は「火の鳥(5.12a)」をトライ。
昼頃にオンサイトトライして、ダメダメ。ハングドッグして、ムーヴ解決。
15時過ぎに、2トライ目を出すも、全く回復しておらず敗退。

ヘッデン覚悟で、16時30分ごろに最終便を出したら、序盤で落ちたもののオンサイトトライからの回復を今更の時刻に実感(笑)。
<昼間は、5.13に取り組む>

ここで、暗い中をヘッデンとロープを持ってやってくるS本先生。
「久々に、火の鳥やってみようか。」という雰囲気。
一発での再登とはならないながら、サクサクとムーヴを再現。

その雰囲気に乗せられたルンルンも、闇夜の火の鳥セッションに参加。
(S本先生は、「盛り上がって来たねー。」と大喜び。)
1年前に惨敗したルートですが、日中に本気トライをした挙句、ヘッデンでのハングドッグでもムーヴが分解できる自身の成長に感動していました。

続いて、S本先生がヘッデン2回目にて再登。
(僕にレスト時間をあげようと、再登なので先に登ってくれた。)
<夕方>

と、ここで闇夜でレスト時間を十分もらった私も、ヘッデン2トライ目(通算4トライ目)。
2人のムーヴを参考にしつつ、R.P.できました。
こんな時間にセッション効果があるなんて!
<夕方の本気トライが一番好きだ言う、ルンルン>

さらに、ここからルンルンのヘッデン2トライ目。(さすがに、完登ならず。)
パラパラと小雪も舞い始め、二子のクリスマスイブを祝うようです。

S本先生は、5.12前半を追加で2本。
僕とルンルンは、追い込みでオララー(5.11b)をトライ。
結局、20時まで遊び尽くすという、一番日が長い時期のような時間感覚。
本日の出来事は、「神の宴(うたげ)」として、私の心に深く刻まれたのでした。
<「盛り上がって来たねー。いいねー。」>

<「夜の二子、意外と良いでしょ?」>

具体的に登ったルート
・ワーカーホリックの右隣?(5.10c?) 再登
・悪魔のエチュード(5.10a?) 再登
・火の鳥(5.12a) 4トライにてR.P.
・オララー(5.11b) 追い込みで再登しようとしたら、最終ボルト上でテンション。

まぁ、数としては大して登ってないんですけどね。
僕は、特に昼間にほとんど登らなかったから(笑)。